1520902 天上編 第５章 寡黙な番人 第２話 ゲートキーパー バトル終了後の会話
【ゲートキーパー】 …………
【デュリン】
…………
【ティルフィング】
あ、あの…ですから今回は…
アナタが学者さまの
ご子息かどうかを確認しに…
【ゲートキーパー】 …………
【ティルフィング】
あ、あの…
【ゲートキーパー】 …我々、ゲートキーパーが 素性を明かすことはない
【デュリン】
…ほら
【ティルフィング】
い、いや、でも…せめて、
ご子息かどうかだけでも…
【ゲートキーパー】 現在…王都の巡視兵団が、 この入域関に駐留なさっておられる
【ゲートキーパー】 ヘタに騒ぎを起こし王都中枢に 睨まれるのはラグナロクにとっても 得策ではないと思うが…？
【デュリン】
く…っ！
ティ、ティルフィング！
もういいわ、行きましょう！
【ティルフィング】
え！？
ちょ、ちょっと、待って！
なんなの、巡視兵団って！？
【デュリン】
いいから！出直すわよ！
【ティルフィング】
待って！
学者さまは…アナタと奥様にした
仕打ちを、今も後悔しているんです！
【ティルフィング】
もっと家族に目を向けていれば…と！
奥様に流星群を見せることが
出来なかった…と！
【ゲートキーパー】 …警備兵、お帰りだ
【ティルフィング】
ま、待ってください…！
【ゲートキーパー】 いったい、なんの話をしている… 見知らぬ爺さんの話を いくらされようと迷惑なだけだ
【デュリン】
！！
【ゲートキーパー】 …また同じことを繰り返すなら、 巡視兵団に即刻引き渡す…以上だ
【ティルフィング】
ちょ、ちょっと待ってください！
あの…っ
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