1610202 天上編 第6章 災厄を招く使者 第1話 届けられた訃報 自軍ユニット配置直後の会話
【祀官】 何度言ったらわかるんですか!? そんなものはないと 申しているでしょう!
【レン】 ウソよ! ちゃんと調べてよ!
【レン】 大昔に一度、“扉”は開いてんの! その時の資料があるはずでしょ!?
【祀官】 そんな古い資料が、 この小さな教会にあると お思いですか!?
【デュリン】 あの…お取込み中ですか?
【祀官】 あ、いえ… これはこれは、ご苦労様です
【レン】 ちょっと! 取り込み中でしょ!?
【レン】 悪いけどさ… アンタ達、後にしてくれる?
【祀官】 ちょっと、いい加減になさい!
【レン】 こっちだって時間がないの! いつ“扉”が開いても、 おかしくないのよ!?
【レン】 資料を見せてもらうまで、 絶対に帰らないから!!
【ディーン】 扉…? …なんなんすか?
【祀官】 いや、それが私にも… なんとかの扉が開く と騒いでおりまして…
【レン】 “現(うつつ)の扉”!!
【レン】 アンタ達ラグナロク教会が 知らなくて、 誰が知ってるって言うのよ!?
【デュリン】 …大昔の細かな記録は、 王都の大聖堂に保存されてるの
【デュリン】 調べたいのなら、 大聖堂の広報に問い合わせたほうが…
【デュリン】 …祀官様、 書簡を出してあげたらいかがですか?
【レン】 王都からの返事を 待ってる時間なんてないの!
【レン】 もう…! 待ってるから、 さっさと用件を済ませてよ!
【祀官】 まったく…
【デュリン】 それより、祀官様… 伺った診療所を当たってみたんですが 残念ながら全滅で…
【デュリン】 他に思い当たる 医療施設はありませんか?
【祀官】 そうですか…
【祀官】 申し訳ありません… 昨日お伝えしたものが、 私の知る全てでして…
【デュリン】 ですよね…
【ディーン】 …やっぱ、フレンネル大公に 力添えを求めるのが、 手っ取り早いんじゃねぇか?
【レン】 …!
【デュリン】 そうね…ダメ元で、 アプローチしてみてもいいかもね…
【デュリン】 …祀官様、すみません 王都へ書簡を出したいんですが…
【レン】 …………
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