1610402 天上編 第6章 災厄を招く使者 第1話 届けられた訃報 自軍ユニット配置直後の会話
【デュリン】 屋敷の火事に巻き込まれ、 命を落とした… それは確かな情報なの?
【レン】 突然の訃報に、 王都は大騒ぎになってるわよ
【レン】 フレンネル大公は人徳者として、 国民に慕われてたからね… 近々、国葬が行われるらしいわ
【ディーン】 ウソ、だろ…
【デュリン】 …書簡も、無駄になったわね
【ティルフィング】 …トト、大丈夫?
【トト】 僕…どうしたらいいんだろう…
【デュリン】 大公が亡くなってしまっては、 ナパルとの約束も白紙…
【デュリン】 つまり…アンタには、 王都に行く必然性が なくなったってことよ
【トト】 待ってよ…! まだ、爺ちゃんとの約束が…! 王都のノーブル教授に会わなきゃ…
【デュリン】 それは、アタシ達だけでも実行できる …わかるわよね、この状況が?
【デュリン】 異族が強力になってる以上、 耕民区と危険性は変わらない… いえ、それ以上かも…
【ディーン】 どこか安全なところに 保護してもらうのが得策か…
【トト】 イヤだ!! なんで、そうなるんだよ!!
【トト】 ねぇ、なんとか言ってよ ティルフィング!!
【ティルフィング】 …………
【レン】 …アンタ達、大公と知り合いなの?
【デュリン】 知り合いというか…この子を、 フレンネル大公の元へ 連れて行く途中だったのよ
【レン】 ハァ…?
【デュリン】 まぁ、色々と事情があってね… ともかく、ちゃんと考えましょう
【トト】 ちょ、ちょっと待ってよデュリン!!
【デュリン】 ガキ扱いしてるわけじゃないの
【デュリン】 アンタにはもう…しっかりとした 分別があると思ってるから、 こうして話してるのよ
【デュリン】 …わかるわね?
【トト】 …………
【レン】 …ま、どの道フレンネル大公の元へ 向かうのはよしたほうがいいわ 危険過ぎるもの
【ディーン】 …どういう意味だ?
【レン】 ただの火事なんかじゃない… フレンネル大公は消されたのよ …扉が開く前にね
【デュリン】 え…!?
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