1720202 天上編 第7章 崩れゆく虚像 第2話 大陸の正義 自軍ユニット配置直後の会話
【エドガー】 …………
【ミョルニル】 マスター!! みんな、 ぺったんこにしてきたよ~!!
【エドガー】 わっ! お、おい…ビックリさせるなよ?
【ミョルニル】 ねぇ、褒めて褒めて~!!
【シェキナー】 ミョルニル…
【シェキナー】 マスターは今、 考え事をなさっているのですよ? 邪魔をしては…
【エドガー】 いや…いいんだ、シェキナー …ご苦労様、ミョルニル 少し休んでいてくれ
【ミョルニル】 わ~い! 褒められたぁ~!!
【シェキナー】 まったく… ひとまず、 周辺の異族はすべて殲滅しました
【エドガー】 …思ったよりも、早かったな
【シェキナー】 町に数体入り込んでいましたが、 どれも大したレベルではなかったので
【エドガー】 …そう
【シェキナー】 …なにか、 気になることでも?
【エドガー】 残念ながら、ここの祀官様は… この教会内で襲撃を受け、 亡くなられたそうだ
【シェキナー】 昨晩、 息を引き取られたそうですね
【エドガー】 ああ
【エドガー】 だが…妙だと思わないか? この教会の建物にも…
【エドガー】 他の教会同様、 異族を退けるアムレート鉱石が 練りこまれているんだ
【シェキナー】 …! 少なくとも…
【シェキナー】 我々が対峙した異族の中に、 その効果を覆すほどの 力を持つ者はいませんでした
【エドガー】 それに、この荒らされ方も気になる… 異族の襲撃を受けた現場は、 もっと不規則な…
【エドガー】 獣に押し入られた時みたいに、 統一性のない荒らされ方をするものだ
【エドガー】 だが、この現場には… その歪さがあまり感じられない
【シェキナー】 意思を持つ者の仕業… …つまり、この教会を襲撃したのは 異族ではないと?
【エドガー】 …ただの感覚でしかないけどな 一応…祀官様のご遺体も、 改めさせてもらおう ミョルニル …邪魔しちゃダメなの! マスターは今、考え中なんだから!
【エドガー】 ん…?
【配達員】 あんなにも、 このルシドラの町のために 尽くしていたのに…
【配達員】 なぜ、祀官様を亡き者にした!? 祀官様を…祀官様を返せ!!!
【シェキナー】 郵便配達員…? …落ち着いてください 我々は、ラグナロクの者ですよ
【配達員】 だから言ってるんだ!! お前らの仕業であることは、 わかりきっているんだぞ!!
【シェキナー】 なにをバカな…
【ミョルニル】 ねぇねぇ、シェキナー! もうマスターいいの?
【シェキナー】 ミョルニル、 まだ調査が終わってないの 話なら、外で…
【エドガー】 待って …ラグナロクの仕業とは、 どういう意味ですか?
【配達員】 俺は見たんだ! 血を拭いながら、 この教会から出てくるキル姫の姿を!
【シェキナー】 !? なにかの見間違いでは…
【配達員】 見間違えるもんか! あんな黒いキル姫、 他では見たことがない!
【配達員】 あの黒ずくめの奏官の仕業だ… お前達ラグナロクが、 祀官様を殺したんだ!!
【エドガー】 !? 待ってください!
【エドガー】 その話…もう少し、 詳しく聞かせてくれませんか!?
【エドガー】 …シェキナー、監察医を呼んでくれ! 祀官様のご遺体を調べさせるんだ!
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