20054203 蘇生アスクレピオス 『ダイブトゥダイブ』
【ミトゥム】 すこーしずつ距離を縮めて… 動くなよ…動くなよ…?
【ミトゥム】 いまだぁぁああ!!!
ずざーーーーーーーー
顔面から地面にダイブするミトゥム…
【ミトゥム】 ちっくしょう!! さっきより惜しかった! 次は行ける!!
そっと近づいてダイブ、を ひたすら繰り返すミトゥム… しかし結果は同じである
なまじ身体能力が高いためか はたまた頭を使っていないのか とにかく作戦を変える気はないらしい
【ミトゥム】 なんだよ… せっかく二人いるんだからって? それがどうしたんだよ!
選択肢:
- 二人で挟み撃ちにするとか… → select_label_01へ
- どこかに追い込むとか… → select_label_02へ
- 罠を仕掛けるとか… → select_label_03へ
なんだよ… せっかく二人いるんだからって? それがどうしたんだよ!
select_label_01:
【ミトゥム】 なんか卑怯だからヤダ!
select_label_02:
【ミトゥム】 悪者みたいだからヤダ!
select_label_03:
【ミトゥム】 かわいそうだからヤダ!
select_label_end:
【ミトゥム】 なんだよ! ミトゥムがなんにも考えてないって 言いたいのか!!
【ミトゥム】 すぐだ、すぐそうやって! 姉ちゃんは頭がいいけど ミトゥムは体力だけだって!!
言ってないよ 思っているけど言ってない! とマスターは心の中で叫ぶ
【ミトゥム】 見せてやるよ… ミトゥム様のすんごい作戦!
タンカを切ったミトゥムは 結局、獅子王めがけて突っ込んでいく…
なににも変わってないのでは… マスターがそう思った瞬間だった
【ミトゥム】 しーーーしーーーー!! おーーーーーう!!!!!
グラウンドに響き渡る ミトゥムの爆音シャウト!!
運動部は一人残らず振り返った… 獅子王は驚きのあまり固まった…
【ミトゥム】 そらぁ!! とったどーーーー!!!
【ミトゥム】 ミトゥム様の声でビビらせて その隙に捕まえる!! 『ダイブトゥダイブ』作戦だ!
それはまさしく 彼女が新たなスキルに 目覚めた瞬間だった
捕まった獅子王は さっきまでが嘘のように ちょこんとミトゥムの肩に乗っている
【ミトゥム】 ははっ! なんだよー、遊んでほしかったのか ならそう言えよ―!
必死で走り回ったのは… なんだったのか…
【ミトゥム】 マスター、ありがとな 助かったよ!!
ついていくので必死だったのだが… ミトゥムに眩しい笑顔を向けられ なにも言えなくなってしまう
【ミトゥム】 よし、今日はお前、うちにこい! 一緒に風呂にはいるぞ!
一瞬ドキッとするマスターだが すぐに察して恥ずかしくなる 獅子王のことか…
【ミトゥム】 マスターも帰ろうぜ 暇だろどうせ、な、そうだよな!!
デュリンへの報告があるのだが… がっちりミトゥムに腕を捕まれ マスターは諦める
返事を待つ期待に満ちた ミトゥムの瞳には 逆らえそうもない…
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