20073203 シャルウルストーリー 『先行配慮』
【シャルウル】 え、私がマスターと町に?? あ、いえ…嫌じゃないです ご用命であれば、いつでも…
【シャルウル】 ご用命とかじゃなく、もっと気楽に? ど、どうしたんですか、マスター?
【シャルウル】 なんだろう、今日のマスターは…? どう立ち回るのが適切なのか、 まったく読めないわ…
【シャルウル】 え、今日はなにもかも 私が先に決めるんですか!?
【シャルウル】 む、無理ですよ…そんなの… したことありませんから… え??先に選ぶ訓練!?
【シャルウル】 マスター次はどうしましょうか? お腹すいたりしてませんか?
【シャルウル】 あ…………すみません
【シャルウル】 難しいですね… どうしても、誰かの先に出ることは 躊躇してしまいます…
【シャルウル】 でも、マスターがせっかく 勧めてくれてるのですから がんばります!
【シャルウル】 え、お茶と食事どっちがいい…か? えっと、お茶で!
【シャルウル】 ええっ…奥の店と手前の店? あ、こ、こっちで!
【シャルウル】 そ、そんな急かさないでください! ええっと、ミルクティで!
【シャルウル】 あ…えっと… 私は…えっと、あ、この… バクラヴァっぽいパイで!
次々にマスターが選択をさせていくと シャルウルもだいぶ 慣れてきたようだった
【シャルウル】 それにしても… 真っ先に自分の意志で決定するって 少し…くたびれますね
【シャルウル】 いつもまずは他人のことを… 他人の意志を優先してきたので
選択肢:
- それもイイところだと思ってるけどね → select_label_01へ
- これが苦痛じゃなきゃいいんだけど… → select_label_02へ
- ちょっとは…慣れてきたのかな? → select_label_03へ
いつもまずは他人のことを… 他人の意志を優先してきたので
select_label_01:
【シャルウル】 あ…ありがとうございます
select_label_02:
【シャルウル】 はい大丈夫です…苦痛じゃありません
select_label_03:
【シャルウル】 慣れた…んでしょうか…わかりません
select_label_end:
【シャルウル】 でも…たとえ後手に思える行為でも 自分の意志で選択しているという 自覚が改めて芽生えました
【シャルウル】 自分の意志で決めることが大事 後にするかも、先にするかも…
【シャルウル】 マスターとの今日の訓練のように 間髪入れずに自ら決めることで…
【シャルウル】 たくさん溜めこまないでも 力が発揮できる気がします!
【シャルウル】 あ…なるほど… これが自分の意志で先制する… 力を、能力をコントロール…
【シャルウル】 マスター! 私、理解しました!
【シャルウル】 これこそが… 最強の秘書であるがために 足りなかったことなんですね!
【シャルウル】 マスターのおかげで 手に入れたこの力… 『先行配慮』と名付けましょう!
【シャルウル】 マスターはやっぱりすごいです 私ひとりじゃきっと気付けなかった… ありがとうございます!!
【シャルウル】 それで…マスター、次の休暇は 真っ先に私と過ごしてもらえますか?
【シャルウル】 今日のお礼と… それにいつもほかの姫に 先を越されてしまっているので…
シャルウルはいつものように キリッとした眼差しではなく とても柔らかい笑顔を浮かべていた
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