20192204 MAIちゃん 『ぼるてぃっくぱわ~』
あれから数日後
街を歩いていて、 ピタリと足を止めるマスター
【シユウ】
はぁ…はぁ…はぁ…
大の字に倒れ、 天を仰いでいるシユウ
どうしたの!? マスターが彼女に駆け寄る
異族の襲来か…! 緊張の面持ちで、 辺りを見回すマスター
【シユウ】
おなかへった~…
…え?
【シユウ】
ますた~、なんかたべものくれ
マーラーカオでもいいぞ
異族にやられたんじゃないの…? 心配そうに尋ねるマスター
【シユウ】
ちがう、ちがう
【シユウ】
このまえ、
ますた~に
ほめられただろ?
【シユウ】
また、ほめてもらおうとおもって、
ひみつのとっくんをしていたのだ
【シユウ】
ちょっとみてて
【シユウ】
えいっ!!
立ち上がり、 天高く跳ね上がる シユウ
【シユウ】
シユウのあたらしいわざ
『ぼるてぃっくぱわ~』なのだ~っ!!
技を放つと地面に着地し、 また大の字に倒れるシユウ
【シユウ】
どう?すごい?
【シユウ】
でも、ぱわ~つかうから…
おなかへるのだ~
選択肢:
- そんな無茶して…! → select_label_01へ
- どうして、そんなになるまで…? → select_label_02へ
- もうフラフラじゃない…? → select_label_03へ
でも、ぱわ~つかうから… おなかへるのだ~
select_label_01:
【シユウ】
がんばってるシユウ、えらいだろ?
select_label_02:
【シユウ】
ほめられたいから!…だけじゃないぞ
select_label_03:
【シユウ】
ふんこつさいしん…だろ?
select_label_end:
【シユウ】
シユウががんばるのは、
ほめられたい!ってのも
もちろんあるけど…
【シユウ】
“かんしゃ”しているからなのだ!!
感謝…? マスターが聞き返す
【シユウ】
ほんとは…
ちがうせかいからきて、
ちょっとはふあんだったのだ
【シユウ】
さびしかったのだ
【シユウ】
でも、ますた~が
やさしくしてくれたから…
こっちのせかいもいいな~って
【シユウ】
そうおもえたのだ!!
【シユウ】
だから、“かんしゃ”!!
“だいかんしゃ”!!
【シユウ】
いまよりもっとつよくなって、
やさしいますた~を
たすけてあげるのだ!!
【シユウ】
そうなったら…
ますた~もうれしいだろ?
無邪気な瞳で見つめてくるシユウ
ありがとう
そう言って、彼女の頭を 何度も撫でてあげるマスターだった
【シユウ】
あたまなでてくれるのも
うれしいけど…
【シユウ】
なんかたべさせてくれ~!
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