20201201 ハルパーストーリー メランコリー女王様
朝─
時間になっても なかなか起きてこない姫の 寝室を訪ねるマスター
【ハルパー】 …………
まだ、眠っているのだろうか…? マスターが、そっと近づい…
!!
【ハルパー】 …なんですか?
ごくりと生唾を飲み込むマスター その首元には、 大鎌のひやりとした感触が…
【ハルパー】 レディの寝室に無断で入るなんて…
【ハルパー】 あなたはヘンタイですか…? あまり不埒なことをすると、 その首…
【ハルパー】 斬り落としますよ?
人当たりがキツイ… と言うか、 姉同様にサディスティックな彼女
すぐに朝ごはんの支度するから…! マスターは逃げるように、 寝室を飛び出した
【ハルパー】 …やれやれ
その日の昼下がり─
【ハルパー】 …………
みんなから離れた場所で 一人佇む彼女
【ハルパー】 なんです…? 侵入の次は、覗きですか…?
いや、朝の事、 ちゃんと謝ろうと思って… マスターが答える
【ハルパー】 いいえ、別に… 気にしてませんから
…と、素っ気なく去っていく彼女
まだ怒っているのだろうか…? それとも…
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