202103010 シークレットリーエバーアフター(Secretly Ever After)(SEA編) 第5章 そして御旗は再び未来にはためく 第1話 そして御旗は再び未来にはためく-1
【ミーミル】 旅の記録三百六十三日――
【マナナン】 ミーミル!マスター! 早く、早くっ
【ミーミル】 お待ち下さい、マナナンさん 逸る気持ちは分かりますが…
【マナナン】 アハハハ! 早く会いたいな~ 私の“相棒”!
【マナナン】 会えたらきっと、喜劇的に愉快だよね
【ミーミル】 ふふっ マナナンさんの“相棒”は どのような方なのでしょう
【マナナン】 ねぇねぇ ラグナロク教会ってどんなとこ?
【ミーミル】 そうでした マナナンさんは ご存じないのでしたね
【ミーミル】 それでは、教会に着くまでの間、 どのようなところか、 私が説明致しましょう
【マナナン】 よろしくね~っ
【ミーミル】 ラグナロク教会は、 世界最古の教会でございます
【ミーミル】 その始まりは世界誕生の頃まで 遡ると言われておりますが、 これはいささか大げさでしょう
【マナナン】 ふーん すごい教会なんだねっ 大きいのかな?
【ミーミル】 それにつきましては… 歴史は古いものの、 あまり大きな教会ではないのです
【ミーミル】 信仰の対象が「ラグナロク」という 言葉そのものとされておりまして
【ミーミル】 教義も「ラグナロク」を讃えて その名を忘れずに 受け継いでいくという
【ミーミル】 不思議なものだそうです
【マナナン】 アハハハ! よく分からないけど、愉快だねっ
【ミーミル】 「ラグナロク」という単語は、 私達の暮らしている 大陸を指す言葉です
【ミーミル】 つまり、ラグナロク大陸そのものを 神と見立てた大地信仰ではないかと 愚考致します
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……
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【ミーミル】 あの、マスター様… 何か気になることが ございますでしょうか?
選択肢:
- “彼女”は確か… → select_label_02へ
あの、マスター様… 何か気になることが ございますでしょうか?
select_label_02:
【ミーミル】 “彼女”? あの…どなたのことを――
【マナナン】 あ! ティルフィングからの連絡だ!
【ミーミル】 あ、そうですねっ マスター様、失礼致します…
【ミーミル】 ティルフィング様、 いかがなさいましたか?
【ティルフィング】 ミーミル、マスター、マナナン… ラグナロク教会…向かって… そこは…
【ミーミル】 ティルフィング様っ? 通信が上手く繋がっていないようです お声が途切れ途切れにしか…
【ティルフィング】 私は…“彼女”を…早くしないと――
【ミーミル】 ティルフィング様!? ティルフィング様! ああ…
【ミーミル】 ダメです… 繋がらなくなってしまいました どうしてなのでしょう?
【マナナン】 ヴィモールの町でも 似たようなことがあったよね~ 最近、調子悪いのかな?
【ミーミル】 ティルフィング様のお力は、 あまねく世界に届くはずでございます このようなことは…
【マナナン】 …………あれ?
【ミーミル】 マナナンさん? そちらに何が…
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- あうっ…? → select_label_03へ
!?
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【ミーミル】 マスター様…!?
【ミーミル】 そんな…矢がっ…
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