202302071 初心者クエスト 不可欠彩度レルム 不可欠彩度レルム 第2部 不可欠彩度レルム 第2部 4 - 不可欠彩度レルム-3 不可欠彩度レルム 第2部-3 不可欠彩度レルム 第2部-3 戦闘前
【パンドラ】
…こっちね
かろうじて足元が見える程度の 薄暗い道や階段を進む一行
【プタハ】
よし、皆気をつけて続くんだ
パンドラを先頭に続いてマクリル 人々を誘導するプタハに 殿をダモクレスという布陣での脱出行
【プタハ】
それにしても、調査があるのに
脱出を手伝ってもらってよいのか？
【パンドラ】
『裏側』の気配はあそこで
途絶えてたとマクリルは言うし…
【パンドラ】
私達も手伝ったほうが
どうにかなると思ったのよ
【マクリル】
途絶えてたっていうか…
【プタハ】
いずれにせよ
こちらとしては助かる話だ
引き続きよろしく頼む
【マクリル】
うん…でも本当に大丈夫かなぁ
【プタハ】
我にパンドラ、ダモクレスに
そなたもいるのであれば
滅多なことにはならぬであろう？
【パンドラ】
そう、大丈夫よマクリル
【マクリル】
えっと、そうじゃなくて
『裏側』の気配が濃くて
いつ『揺らぎ』が起きるか…
【パンドラ】
降りる時は
そうでもなかったはずよね？
不安定な状況が続いたせいかしら
【マクリル】
わからない…
【プタハ】
しかし、今『揺らぎ』が起きて
魔獣が溢れ出してくるのは厄介だ
【マクリル】
…………
【パンドラ】
でも、どうしようもないわ
とにかく進みましょう
【ダモクレス】
…………
集団の最後尾でパンドラ達の 会話を遠目に見つめるダモクレスは どこか上の空という雰囲気だった…
【プタハ】
開けたところに出た…
次のフロアに着いたのか
【パンドラ】
ここにも逃げ遅れた人達がいたはず…
【マクリル】
あ、あそこ…っ！
あたりを見渡していたマクリルの 視線の先にはパンドラの言う人々と 少数ではあるが魔獣の姿があった
【プタハ】
まずい…っ！
【パンドラ】
私達が来たんだから
もう大丈夫よ！
【ダモクレス】
う、うん！
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