20261202 ネス 槌打つ少女が目指す先
カン!カン!カン!
金属を強く叩く音が聞こえてくる
【ミウナ】
…なに?
さっきのこと、謝ろうと思って …とマスターが顔を覗かせる
【ミウナ】
いや…アタシこそ
【ミウナ】
昔からよく父と比べられたり…
刀鍛冶は女の住む世界じゃないとか
言われたりしてきたから…
【ミウナ】
つい、ムキになっちゃって…
ゴメンね
素直に謝罪の言葉を述べるミウナ
選択肢:
- どうして鍛冶師を志したの? → select_label_01へ
- お父さんの後を継ぎたかったの? → select_label_02へ
- 色々言った人を見返したかったの? → select_label_03へ
素直に謝罪の言葉を述べるミウナ
select_label_01:
【ミウナ】
どうして…か
select_label_02:
【ミウナ】
う~ん、それもあるけど…
select_label_03:
【ミウナ】
ふふ、そうかも…でも…
select_label_end:
【ミウナ】
アタシはね…
【ミウナ】
世界を平和に導きたいとか
悪をこの世からなくしたいなんて
大層なことは思っちゃいないの
【ミウナ】
正義の味方って柄じゃないしね
でもね…
【ミウナ】
正義を守って来た…
正義を貫いてきた奴らを
見てきたから…
【ミウナ】
そんな奴らが大好きなんだ
【ミウナ】
だから
そういう人達に使ってもらえる
武器を作りたい
【ミウナ】
この世界にいる
キル姫と呼ばれる
連中も…
【ミウナ】
みんな女だけど
そういう奴ばっかだろ
【ミウナ】
アタシはね…
そんな奴らの
手助けをしたいんだ
そう言った彼女の目は 剣と同じくらいに光り輝いていた
そんな、ある日─
【ミウナ】
…なんだって!?
戦闘で負傷し 運び込まれてきた 一人のキル姫
【ミウナ】
アタシが打った剣が折れて
こんな事に…
【ミウナ】
くそっ!アタシが未熟だから…!
あなたのせいじゃない 相手が強過ぎただけよ! …とミウナに告げる仲間達
【ミウナ】
…で、でも…
…アタシの打った…剣のせいで…
まずは悔しさが先に立ったミウナだが 次第に仲間が傷ついてしまったことに 責任を感じ、落ち込んでいった…
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