210021104 レーヴァティン 『ジャングル連合の絆』
数日後─
【レーヴァテイン】 …zzz
またいつもと変わらぬ様子で 果実を抱え 木の上で寝ているレーヴァテイン
【レーヴァテイン】 …あ、マスター
マスターが隊の姫たちと レーヴァテインを呼びに来た
【レーヴァテイン】 これ…? あとで食べるよ
【レーヴァテイン】 まったく喜んでもらえたからって おんなじものばかり持ってくるかね… バカの一つ覚えみたいに…
【レーヴァテイン】 でも…
【レーヴァテイン】 それは私も同じか
【レーヴァテイン】 ずっと… バカの一つ覚えみたいに…
【レーヴァテイン】 アイツに ついていってる…
【レーヴァテイン】 ただ…アイツを守りたくて
【レーヴァテイン】 アイツの… 喜んだ顔が見たくて…
木の上にいる彼女に マスターが尋ねる
選択肢:
- これからみんなで泳がない? → select_label_01へ
- みんなでビーチバレーしない? → select_label_02へ
- みんなでバーベキューしない? → select_label_03へ
木の上にいる彼女に マスターが尋ねる
select_label_01:
【レーヴァテイン】 …ふん
select_label_02:
【レーヴァテイン】 …はぁ~あ
select_label_03:
【レーヴァテイン】 …やれやれ
select_label_end:
一緒にやろうよ! と、レーヴァテインを誘う 隊の姫たち
【レーヴァテイン】 しょうがないなぁ…
と、木から降りてきた彼女
【レーヴァテイン】 あのさ…これ… 遊ぶ前にでも…
【レーヴァテイン】 みんなで食べなよ
木の陰から取り出したのは 果実がたくさん入ったカゴだった
姫たちから歓喜の声が上がる
【レーヴァテイン】 アンタにもらった果実… すごく美味しいからさ
いつもと変わらぬ様子に見えた彼女も その心の中は 仲間への優しさで満ちていた
【レーヴァテイン】 らしくない…? うるさいな…
【レーヴァテイン】 太陽がそうさせたのかな…? だって…
【レーヴァテイン】 夏だし
彼女のさり気ない優しさに 力をもらう姫たち
それは彼女が新たなるスキル 『ジャングル連合の絆』に 目覚めた瞬間だった
【レーヴァテイン】 ま、バカの一つ覚え同士… これからもヨロシク頼むわ
と、果実をひとかじりする
え? なんのこと?
そう尋ねるマスターに対し
【レーヴァテイン】 …別に?
と素っ気ないが、 なぜか少し嬉しそうな レーヴァテインだった
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