210024211 レーヴァテイン こどもじゃないし
【レーヴァテイン】 はむっ しゃくしゃく…もぐもぐ…
【レーヴァテイン】 おいしい… なつといえば やっぱりスイカね…
海を眺めながら、 夏ならではの味覚を満喫する レーヴァテイン
そんな彼女を 隣で見ていたマスターは…
【レーヴァテイン】 わぷっ? ちょっとマスター、 いきなりなに?
【レーヴァテイン】 くちもとがよごれてた? それくらいじぶんでふけるし… ほっといてよ
【レーヴァテイン】 わわっ、もう…! じぶんでやるってば… かしてっ
ハンカチを受け取り 乱暴に口の周りをぬぐう
どうやら、 何かとお世話をしようとする マスターに苛立っているようだ
【レーヴァテイン】 まったく… よけいなことするんだから
【レーヴァテイン】 しってる、マスター? そういうの”かほご”って いうのよ
【レーヴァテイン】 私はあなたがおもってるほど こどもじゃないんだから
【レーヴァテイン】 おせわなんていらな…え? スイカのおかわり? ありがとう…じゃなくて!
【レーヴァテイン】 うぅっ、もういいっ! マスターなんか…ふんっ!
ぷいっと顔を背け、 レーヴァテインは どこかへと去っていく
少ししつこかっただろうか… マスターはその後ろ姿を 心配そうに見つめていた…
【レーヴァテイン】 はぁ、むかつく… いつも私をこどもあつかいして…
【レーヴァテイン】 こんなイライラ、 さっさとおひるねして わすれよう…
【レーヴァテイン】 きょうは このへんでいいや… むにゃ…むにゃ…
砂浜にごろんと寝転び、 日課のお昼寝をはじめるが…
【レーヴァテイン】 …うん?
そんな彼女を狙って、 異族がゆっくりと近づいてきた
【レーヴァテイン】 はぁ…なんなの? ただでさえマスターのせいで イライラしてるのに…
【レーヴァテイン】 じゃましないでっ 私はこれから おひるねするんだから!
しかし、そんな彼女のお願いを 異族が聞くわけもなく…
むしろますます 敵対の意思を向けられるばかり
【レーヴァテイン】 はぁ~っ…もういい…
【レーヴァテイン】 そっちがそのきなら、 私もぜんりょくで たたかうから
【レーヴァテイン】 こどもだとおもって あまくみたこと、 こうかいしないでよねっ…!
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