210051103 リットゥ 『アウトドアファイア』

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【リットゥ】 くっ…次から次へと…！

異族を倒し続けるリットゥだが さすがに数が多すぎる

【リットゥ】 くぅっ…！

じょじょに追い詰められ マスターと少女を守りつつ 戦うことになってしまう

【リットゥ】 不甲斐ない…！ 私がもっと早く異族の接近に 気がついていれば…！

落ち込んでる場合じゃない！ ここから挽回すればいいと マスターが励ます

それに自分と少女を助けてくれたのは 他でもないリットゥだと

【リットゥ】 そうか… そうだな…！

リットゥは打開策を探すように あたりを見回す

【リットゥ】 あ、あれは…！

そこにあったのは 人のいなくなったバーベキューセット その串が大量に散らばっていた

【リットゥ】 あれを使えば…！

リットゥは串を拾い上げると 集中して力をためる そして―

【リットゥ】 行くぞ… 『アウトドアファイア』…！

放たれた串が 次々と異族へとかかる

それはまさに、リットゥが 新たな力に目覚めた瞬間だった…！

【リットゥ】 …マスター！今のうちに少女を 避難させてくれるか！

マスターが少女を 安全な場所に避難させ戻ると すでに戦いは終わっていた

【リットゥ】 私が不甲斐ないせいで あの子に怖い思いをさせてしまった…

戦いの高揚が落ち着いたせいか また気落ちしているリットゥ

マスターは少女が別れ際 ありがとうと言っていたことを伝える このお礼だけじゃ足りないのかな、と

【リットゥ】 そうだな… うん。守ることができたんだ

リットゥは少し表情を和らげ 決意を口にするのだった

【リットゥ】 次はもっと上手くやってみせよう！

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