210102033 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第10章 勝利を招く悪魔 ―フレイルティ― 第2話 強くある者-3 戦闘後
【グラム】 そこだっ!
【フォルカス】 はっ!
【バルムンク】 そこねっ!
【フォルカス】 甘いですね
【シタ】 やあっ!
【ミュルグレス】 ふふん!
【ミトゥム】 おりゃっ!
【ミュルグレス】 ミュルには届かないよっ
【グラム】 どうしたフォルカス? そんな槍では私を討つことは できない!
【グラム】 君はまだ本気で戦っていないように 見えるな
【フォルカス】 そうですね… そろそろだと思いますよ
【グラム】 何…?
【バルムンク】 あっ! いけない、マスター!
【北の奏官】 ぬうっ!?
【ヒョウハ】 超爆・撃ち抜けぇぇぇ!
【グラム】 なんだって!? やらせはしない!
【グラム】 つうっ…
【北の奏官】 グラム! 伏兵とは、どこまでも 小賢しい連中だ…!
【バルムンク】 しっかりして、グラムっ
【グラム】 平気だよ、バルムンク… このくらい…掠り傷だ
【フォルカス】 どのような汚名も甘んじて受けます ユグドラシルに永遠の静寂を もたらすためなら
【ヒョウハ】 まだまだいくぞぉ! 超爆・燃え上がれぇぇぇ!!
【西の奏官】 うおおおおっ…!?
【シタ】 マスターに降りかかる災いは 全て叩き潰します!
【西の奏官】 よくやった、シタ…
【ミトゥム】 シタ姉ちゃん、大丈夫か!? …じゃなくて、大丈夫ですか?
【シタ】 このくらい…何ともないですよ… それよりマスターを… しっかり守ってね…
【ミュルグレス】 奏官なんて、戦場ではただの弱点 だよね~
【ミュルグレス】 ミュル、分かんないな~ アンタ達、どうして隠れてないの? あんなに用心深かったのに
【ミュルグレス】 ずっと隠れて顔を見せずにいたって ロジェから聞いたよ
【ミュルグレス】 それなのに、こんな大事な局面で 戦場に残ってるなんて… 信じられないな~
【北の奏官】 フン…! お前らには分かるまい 奏官とキル姫の絆を
【西の奏官】 どうして我々が戦場に残っていたか だと? そんなもの、決まっておろう
【北と西の奏官】 ここが一番安全だからだ!
【グラム】 マスター!
【ミトゥム】 うふふっ♪
【北の奏官】 我々を甘く見るなよ、 コマンドキラーズ
【西の奏官】 自分のキル姫に戦いを任せて こそこそ隠れ潜むなど 愚か者のすることだ
【北の奏官】 自分のキル姫を信じて、 ともに戦う それが最善
【西の奏官】 マスターを持たぬお前らには 永遠に理解できぬことだがな
【フォルカス】 …………
【ヒョウハ】 奏官とキル姫の絆か… 何か、すごくいいな、それ!
【ヒョウハ】 だったら、あたしも全力で それにぶつからせてもらうよ! いいだろ、フォルカス!?
【フォルカス】 そうですね… もう小細工は無しです
【フォルカス】 二人とも、全力で還して下さい
【ヒョウハ】 超爆・燃え上がっていくぞぉぉぉ!!
【ミュルグレス】 暑苦しいのは好きじゃないんだけど… 八つ裂きにしてあげる!
【グラム】 いくよ、バルムンク!
【バルムンク】 はい、グラム!
【シタ】 わたしに合わせて下さい、 ミトゥムちゃん
【ミトゥム】 はい、シタお姉様!
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