210111103 エクスカリバー 『ホーリースプリズン』
【エクスカリバー】 うぅっ… なかなかうまくいきません… ですが、もう一度!!
エクスカリバーの特訓は 目をつぶった状態でマスターからの 攻撃を回避するというものだった
しかし…
【エクスカリバー】 あうっ!むぅ… マスターの存在は感じるのに どうしてできないのでしょう…
そんなにすぐにできるものじゃないよ なにか飲み物でも買ってこようか? と、提案するマスター
【エクスカリバー】 では、私もお供を…
大丈夫だよ それに少しは休憩しないと
【エクスカリバー】 ですが…、あっ
そう言うとマスターは 売店へと向かっていった
【エクスカリバー】 マスターをお守りするための 特訓にもかかわらず、いきなり マスターに頼ってしまいました…
落ち込むエクスカリバーだったが、 ふと妙な胸騒ぎを覚えた
【エクスカリバー】 なんでしょうこれは…
そうつぶやきつつ遠く離れた売店へ ジュースを買いにいくマスターの 背中を目で追うエクスカリバー
すると、 マスターが立ち寄る売店の先に 異族の影を確認する
【エクスカリバー】 マスター! 危ない!!
エクスカリバーの声に マスターは反応するが、 それと同時に異族が襲いかかる
【エクスカリバー】 私の任務は、 マスターはお守りすること…
【エクスカリバー】 このままではマスターが…
【エクスカリバー】 そんなの嫌です! はあああああああ!
エクスカリバーは 光を放ちながら 異族を急襲した
それはまさに彼女が新たなスキル 『ホーリースプリズン』に 目覚めた瞬間だった
【エクスカリバー】 大丈夫ですか? マスター!
大丈夫。それにしても すごい攻撃だったね
【エクスカリバー】 マスターのことを 絶対に守らなくてはと 無我夢中で…
【エクスカリバー】 ですがこれで、 マスターがどこにいても すぐに駆けつけますからね
笑顔のエクスカリバーに マスターはありがとう、と お礼を言う
【エクスカリバー】 いいえ、どういたしまして
【エクスカリバー】 やはり、剣には鞘が必要なように 私もマスターが必要だと 改めて実感いたしました
【エクスカリバー】 …さぁ! ここからはマスターの希望どおり 思いっきり遊びましょう
え、いいの?と マスターが喜びながら尋ねると…
【エクスカリバー】 もちろん! それに、遊びながらも 全力でお守りしますよ!
彼女は まぶしい笑顔で答えてくれた
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