210132093 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第13章 ラルゴカタストロフィ―攪乱― 第2話 暴走の真実-9 戦闘後
【マサムネ】 猛き魂の色、その目に焼きつけよ
【スイハ】 大地を貫く、剣の雨よ!
【マサムネ】 ぬぅっ…!
【スイハ】 くぅっ…!
【マサムネ】 その剣筋…敵ながら天晴れだ! そなた、正しく武士となったか
【スイハ】 私はあなたのような生粋の武士では ありません だから、私の剣技を磨きました
【マサムネ】 ほう… その意気や良し!
【マサムネ】 弓兵であったが故の剣術ならば、 それはそなたにしか扱えぬもの… 見事な修練だ
【スイハ】 褒められてはいるけれど… あと一歩が届かない
【スイハ】 やはり強い…! 私の全てを賭けて挑まないと 勝機はない
【スイハ】 この命を燃やし尽くしても、 マサムネを倒す!
【スイハ】 次で決めます
【マサムネ】 その言葉、そのままお返ししよう
【パラシュ】 …………
【スイハ】 この心、貫く
【マサムネ】 泡沫の夢と散れ
【フライシュッツ】 スイハちゃん! マサムネちゃん! ダメーっ!
【パラシュ】 二人の邪魔をするな!
【スイハ】 フライシュッツ!?
【マサムネ】 間の悪いことだな… 興が削がれたぞ
【パラシュ】 彼女の相手はボクがするよ
【フライシュッツ】 パラシュちゃんも聞いて! あたし達は戦っちゃダメなの
【パラシュ】 何を今更 ボク達の理想は異なっている
【フライシュッツ】 そうかもしれないけど… このままだと、みんな“終焉”に 飲み込まれちゃうよっ
【パラシュ】 “終焉”の影響が出ているのは 知ってるよ だからこそボク達は急いでいるんだ
【フライシュッツ】 それだけじゃないの あたし達自身にも“終焉”の影響が 出始めてるんだから~っ
【スイハ】 フライシュッツ、 それはどういうことですかっ?
【フライシュッツ】 お願い おねーちゃんの話を聞いて~っ
【パラシュ】 君ねぇ…
【マサムネ】 ふんっ! 集中が切れてしまった 仕切り直しだ
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