210142010 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第14章 ラルゴカタストロフィ―激突― 第２話 決着の刻-1
ネス、グラーシーザ、ダモクレスの 三人はインテグラルキラーズを止める ためケラウノス達と共闘していた
町の外でアルテミスとフライクーゲル に遭遇した彼女達は二人を退けるが
町を守るために来ていた、 仲間のキル姫が暴走してしまう
暴走を止めるには倒すしかない 辛い決断を余儀なくされたとき、 新たなキル姫が姿を現した
ソロモンと名乗るキル姫は、 暴走したキル姫を倒すことなく 止めてみせる
そして、暴走の真実を話した後 彼女達のリーダーだという キル姫グランテピエの下へと案内した
彼女はネス達に 世界の有り様について語る
だが、その最中、再び暴走した キル姫が町に現れた
駆けつけたグランテピエとソロモンは 暴走を解いていくが、そこに他とは 違うキル姫が現れる
それは世界の終焉を望む者 “終焉”の力を受け入れた アロンダイトだった
運命が描き出されていく――
【アロンダイト】
そこ…
【グランテピエ】
くぅっ…
【ソロモン】
はあっ
【ソロモン】
グランお姉様、大丈夫！？
守ってばかりでは
彼女を止められないわ
【グランテピエ】
そう、だね…
二人で彼女を捕らえよう
【ソロモン】
私の分析によると、二対一なら確実に
拘束できるわ
【グランテピエ】
ソロモンが導き出した最適解、だね
何をすればいい？
【ソロモン】
私が射撃でアロンダイトの動きを
制限するから、グランお姉様は
その隙を突いて
【ソロモン】
アロンダイトの行動予測を共有して
おくわ
【グランテピエ】
うん、ありがとう
短い間にここまで分析してくれて、
ソロモンは頑張り屋さん、だね
【ソロモン】
いえ、そんなことは
【グラウ】 ソロモン アロンダイトの反応に変化があります
【ソロモン】
えっ？
もしかして…
【アロンダイト】
ああ…壊して…壊してしまえばいい…
全てを破壊してしまえばっ
【アロンダイト】
はあっ…はあっ…はあっ！
スベテヲ…コワス！
オマエヲ！セカイヲ！
【グランテピエ】
あれは良くない、かな
暴走の力を解放してしまったみたい…
【ソロモン】
分析と計算をやり直さないとっ
でも…
【アロンダイト】
スベテヲ…コワス！
【グランテピエ】
ここは私に任せて
ソロモンが最適解を導くまでの
時間は稼ぐからっ
【ソロモン】
グランお姉様、無理をしては――
【グラウ】 ソロモン！ また新たに暴走の反応を感知しました
【ソロモン】
ええっ！？
こちらに近づいているのっ？
【グラウ】 東から急接近してきます 警戒して下さい
【？？？】 イヤア！アアアアア！ コンナセカイ…ホロベバイイ…
【フライクーゲル】
アウチ！
きみ…ソーベァッドだよ…！
【ソロモン】
あれはロンゴミアント！
もみ合っているのはフライクーゲル？
何がどうなっているのっ？
【グランテピエ】
こっちに突っ込んでくる…
たとえ、この身が滅んでもソロモンは
守ってみせるよ
【ソロモン】
グランお姉様は自分のことも
大切にしてっ
【アロンダイト】
ガアアアアア！
【ロンゴミアント】
イヤアアアアア！
【フライクーゲル】
オウッ？
ソーリー…！
【グランテピエ】
くぅっ…
【フライクーゲル】
あうっ…
【ソロモン】
この状況を打破するためには…
すぐに対策を
【グラウ】 ソロモン！ 新たな反応を感知しました
【ソロモン】
またなの！？
これ以上、暴走キル姫が増えたら…
【グラウ】 この反応はインテグラルキラーズ、 アルテミスのものです
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