210152050 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第15章 クリティカルフェイズ―連携― 第2話 終焉を望む者-5
【アルマス】 う…んん……ハッ!
【アルマス】 あれ? 私…今まで何を…
【グランテピエ】 アルマス! 目が覚めたんだね 良かった
【アルマス】 えっ? ちょっと…あなた誰?
【グランテピエ】 あ…あれ…? お姉ちゃんだよ 忘れちゃったの、かな…
【ムー】 随分、長いこと会ってなかった みてぇだし、仕方ないんじゃねぇか
【グランテピエ】 でも…
【アルマス】 お姉ちゃん? 私に姉なんて…
【グランテピエ】 ううっ…ごめんね… 長い間、一人にしちゃったから…
【グランテピエ】 たとえ、この身が滅んでも 守ってみせるって誓ったのに… 絶対のぜーったいに…
【アルマス】 絶対…?
【グランテピエ】 …ちゃんと帰ってくるから 絶対のぜーったいに、ね
【アルマス】 ぜっ、たい…?
【グランテピエ】 うん ぜーったい!
【アルマス】 ぜーったい! ぜつ、ぜったいだよ… お姉ちゃん!
【アルマス】 あ…ああああっ!
【グランテピエ】 どうしたの、アルマスっ? 大丈夫!?
【アルマス】 お姉ちゃん… そうだ、お姉ちゃん… お姉ちゃん!
【アルマス】 思い出した! 私の…お姉ちゃんっ
【グランテピエ】 そうだよっ アルマス、会いたかった
【グランテピエ】 もう寂しい思いはさせないからね ずーっと一緒だよ 絶対のぜーったいに、ね
【アルマス】 お姉ちゃん…苦しい…
【ムー】 やれやれ 良かったな、グラ
【アルマス】 …って、あなた何? 空飛ぶトカゲ?
【ムー】 違ぇよ! 俺様は史上最大にして最強の幻獣 バハムート様だ!
【グランテピエ】 ムーは頼りになる相棒なんだよ
【アルマス】 へー… あ!そんなことより…
【ムー】 そんなことって言うな! だいたい、嬢ちゃん達の暴走を解く ためにグラがどれだけ――
【グランテピエ】 それはいいよ アルマス、どうしたの?
【アルマス】 ラグナロクとティルフィングは!? 私と一緒に”終焉”に飲み込まれて しまったはずだけど…
【グランテピエ】 ああ、それなら
【ラグナロク】 アルマス! 目が覚めたのねっ
【アルテミス】 なかなか意識が戻らないので 少し心配していました
【アルマス】 ラグナロク! …と、アルテミス!?
【ラグナロク】 驚くのも無理はないわ 私もさっき事情を聞いて驚いたもの
【ラグナロク】 安心して、アルマス インテグラルキラーズも 私達の仲間になってくれた
【ラグナロク】 もちろんティルフィングもね
【アルマス】 えええっ!? 急展開過ぎてついていけない…
【グランテピエ】 あ、はは… 仕方ないよね
【アルマス】 …そっか 私達、暴走してたんだ ごめん…
【アルマス】 その間に、お姉ちゃん達は エンシェントとインテグラルの 仲を取り持ってくれたんだね
【ラグナロク】 互いに連携して私達の暴走を 解いてくれた 本当に感謝するわ
【アルテミス】 暴走を解いたのは ディスラプターズです
【グランテピエ】 みんなの協力あってのことだよ それに他のキル姫達も加勢して くれたんだ
【アルテミス】 アルマスも目を覚ましたので、 改めて今後について話し合いましょう ティルフィング達を呼んできます
【アルマス】 だったら、まず私に話をさせて もらっていい?
【アルマス】 急いで伝えておかないといけない ことがあるの
【ラグナロク】 もしかして、記憶が戻ったの?
【アルマス】 うん… 私がヴァリン博士から託された インテグラルノア計画のこと
【アルマス】 それから、私がインテグラル キラーズになった経緯も
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