210182090 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第18章 ×××アポカリプス 第２話 支えるために-9
【グランテピエ】
みんな、もう大丈夫だよ
【キル姫達】 アアアアアアあああ…
【ダモクレス】
アアアアアアあああ…
あれ…？
【グラーシーザ】
…むう
なんたるしったい…
【ラグナロク】
ダモクレス、グラーシーザ
暴走が解けて良かった
【アルマス】
周りのキル姫達にも
お姉ちゃんの力が
ちゃんと届いたみたいね
【ムー】 当然だぜ！ 俺様とグラが組めば最強だからな
【グランテピエ】
ふふっ
アルマスも頑張ってくれたから
上手くいったんだよ
【ネス】
あの…
何だか私の心も落ち着いたような
気がするのですが
【ロンギヌス】
私もです
胸のざわめきが治まりました
【グランテピエ】
うん
ラグナロクを通して君達にも
暴走に対抗する力が届いてるんだよ
【アルマス】
これで暴走する心配をせずに
戦えるわ！
【グラーシーザ】
それはちょうじょう！
では、こんどこそせいぎをしっこう
するとしよう
【ミネルヴァ】
皆さん、無事ですかっ？
【アルテミス】
遅くなりました
【ラグナロク】
二人とも、アロンダイト達は
どうしたの？
【ミネルヴァ】
私はカリスに任せてきました
【アルテミス】
私はヘレナに
恐らく他の二人もディスラプターズが
対応してくれています
【グランテピエ】
えっ？
それだと人数が合わないよ…
【アルマス】
お姉ちゃん！
急いでそっちに――
【ティルフィング】
大丈夫ですよ
間一髪だったそうですけれど
【ティルフィング】
先程、パラシュとマサムネに
会って話を聞きました
一旦、彼女は退いたようです
【アルマス】
ティルフィング！
あなたもこっちに来たの？
地上はっ？
【ティルフィング】
私も気になっていたのですけれど、
インテグラルノア計画を優先して
欲しいと言われて…
【ティルフィング】
レーヴァテインに残ってもらって
いますので、大丈夫です
【ラグナロク】
来てくれてありがとう
これで形勢逆転ね
【ラグナロク】
ギャラルホルン、
もうやめにしましょう
【ラグナロク】
私達は“終焉”から世界を守る
滅びが救済だなんて言わせないわ
【ギャラルホルン】
…………
【ギャラルホルン】
どうしよう…
【ギャラルホルン】
ギャラルのせい…？
ママの役に立ちたくて…
一生懸命やったのに…
【ギャラルホルン】
みんな、ギャラルを否定するの
つらい思いから解放してあげてる
だけなのに…
【ギャラルホルン】
キライよ…
やっぱり、おねーさん達には
分からないんだわ
【ギャラルホルン】
ふぅ…ふふっ
だったら仕方ないよね
【ギャラルホルン】
おねーさん達に、
ちゃんと分からせてあげないと！
【アルマス】
きゃああああ…！
【グランテピエ】
ものすごい力…
何が起きたの、かな？
【ミネルヴァ】
恐らく、これが彼女本来の力です…
今までは自分で抑えていたのでしょう
【ラグナロク】
彼女自身を解放したのね…
何てことをっ
【ギャラルホルン】
ぬひひひひ
キライ、キライ、
おねーさん達なんか大キライ
【ギャラルホルン】
でも、ギャラルは良い子だから
使命を投げ出したりしないよ
【ギャラルホルン】
大キライなおねーさん達も、
苦しみや痛みから解放してあげる
ギャラルに感謝してね
【ギャラルホルン】
みんな、死から目を背けないで
終焉の刻はまもなく訪れるわ
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