210182100 インテグラルノア編(擬彩されし不可逆世界編) 第18章 ×××アポカリプス 第２話 支えるために-10
【ギャラルホルン】
終焉へ至る門よ
ここに開かれん
【ラグナロク】
何て凄まじい力…！
彼女に近づくことすらできない
なんてっ
【アルマス】
私達を拒絶してる…
その感情がそのまま力になってる
みたい…
【グランテピエ】
アルマス、あの子と繋がれない
かな？
【グランテピエ】
思いを直接伝え合えれば、
きっと
【アルマス】
それはそうかもしれないけど…
こんな遠くからじゃさすがに
届かないわっ
【アルマス】
何とか…近くまでいければっ
【ティルフィング】
分かりました
私が、道を切り拓きます！
【アルマス】
ティルフィング、何か考えが
あるのねっ
【ティルフィング】
いえ…
これは私の役目だと感じました
【ティルフィング】
ギャラルホルンは、過去の私です…
【ティルフィング】
きっと多くの苦しみや悲しみを
知って、この歪んだ世界が終わる
ことこそ救いだと…
【ティルフィング】
真の救済だと信じて、結論を出して
しまったんです
【アルテミス】
…………
【ティルフィング】
私達は永遠の理想郷を…新世界を
創ろうと決意しました
【ティルフィング】
それに邁進するあまり、
あなた達との対話を拒み、
その思いから目を逸らしました
【ティルフィング】
あの子も自らの結論に執着する
あまり、視野が狭くなっているんです
【ティルフィング】
だから、私がいきます
同じ過ちを犯して欲しくは
ありません！
【アルテミス】
ティルフィング、
あなたが過ちを犯したというのなら、
それは私達の過ちです
【ティルフィング】
アルテミス…
【ロンギヌス】
一人で背負わないで下さい
私達は、いつもともにいます
あのときから、ずっと
【ティルフィング】
ロンギヌスも…
【アルテミス】
感じるでしょう？
ここにいない皆も、
同じ気持ちですよ
【ティルフィング】
…ありがとうございます
【ティルフィング】
ギャラルホルン、
私達を拒絶しないで下さい！
【ギャラルホルン】
おねーさんが近づいてくる…
ひょっとして、ギャラルのこと
スキなのかな…？
【ギャラルホルン】
あ、わかった！
ギャラルとオトモダチになって
くれるのね！
【ギャラルホルン】
やったぁ！
嬉しいわ
【ティルフィング】
ギャラルホルン！
どうか、話を…
【ギャラルホルン】
やっと分かってくれたのね
さあ、みんなで世界の終わりを
迎えましょう！
【ティルフィング】
えっ…？
ううっ…
【ギャラルホルン】
どうしたの？
早くこっちに来て！
ギャラルと一緒に踊りましょうよ！
【アルテミス】
これは…どうなっているんです！？
彼女は私達を拒んでいるのでは
ないんですかっ？
【ラグナロク】
拒んでるよ
だからティルフィングは
近づけないでいる…
【ラグナロク】
きっと、あの子が求めているのは
「終焉を受け入れた私達」
【アルマス】
「終焉に抗う私達」は受け入れる気が
ないのね
【ギャラルホルン】
あははっ
みんなギャラルとオトモダチに
なりましょ
【アルテミス】
くっ…あの無邪気さは、
厄介なものですね…
【アルマス】
そもそも力が強すぎないっ？
彼女一人のものとは思えないんだけど
【ラグナロク】
“終焉”の力が影響しているのよ
周りを見て
【ミネルヴァ】
黒い柱が激しく渦を巻いて…
まるでギャラルホルンに呼応して
いるかのようです
【グランテピエ】
“終焉”の影響が強くなりすぎたの…
私達、遅かったのかな…？
【アルマス】
諦めるには早すぎるわ！
ティルフィングだって諦めて
ないんだから！
【ティルフィング】
ギャラルホルン…必ず、あなたの
ところまでっ
【ミネルヴァ】
“終焉”の力に対抗できる力が
何かあればいいのですけれど…
【アルテミス】
今更、そんな都合の良いものなんて
あるはずが…
【アルマス】
あっ！
【グランテピエ】
どうしたの、アルマス？
【アルマス】
ひょっとしたら…あるかも！
【アルマス】
でも、どうやったら…
ええと、多分…ううん、きっと
今でも二人は共鳴してるはずだから…
【アルマス】
ティルフィング！
【グランテピエ】
アルマス…！？
【ティルフィング】
アルマス？
支えていただかなくても
大丈夫ですよ
【アルマス】
そうもいかないのよ
私じゃ直接繋がれないもの
【アルマス】
…うん、感じる
やっぱり、あなたとの共鳴は
失われていなかったのね
【アルマス】
ティルフィング、今から
あなたに最強の助っ人を
呼んであげるわ！
【ティルフィング】
最強の助っ人？
皆さん以外に誰が…？
【アルマス】
何を言ってるの
目の前に…というか頭の上にずっと
いるじゃない！
【アルマス】
あなたのマスターが！
【ティルフィング】
えっ？
でも、マスターは新世界の
ユグドラシルに…
【アルマス】
今だって共鳴してるんでしょ
だったらきっと大丈夫
マスターとの繋がりを強く意識してっ
【アルマス】
私がサポートするわ
あなたのマスターに呼びかけて！
【ティルフィング】
マスターに…
マスター…
私はっ
【アルマス】
お願い、届いて
あなたのティルフィングを
支えてあげて！
【アルマス＆ティルフィング】 「[ユーザー名]」！！
【ティルフィング】
マスター！
本当に…
選択肢:
- 思うままに進むんだ！ → select_label_01へ
- 背中は任せろ → select_label_01へ
マスター！ 本当に…
select_label_01:
【ティルフィング】
はい、マスター
いきます！
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