210201214 美樹 さやか 青海原の笑顔
【さやか】 夏休みなつもりでいたけど 呑気にしてばかりはいられないね
一応バカンスを過ごしている マスター達だが、時折現れる 異族退治も請け負っていた
【さやか】 でも、私とマスターがいれば どんな任務もあっという間に 終わらせちゃうもんね
あまり調子に乗っちゃダメだよ とさやかを注意するマスター
だが、そんなマスターも さやかとの連携が非常に 上手くいっていると感じていた
【さやか】 その顔… マスターもまんざらでもない って感じだよね?
さやかがどう動くかが わかってきたマスター
そして、状況に合わせて さやかが動きやすいように 指示を出す
そのことで さやかの動きが自然な ものになる
【さやか】 そうなんだよね 難しいことはマスターが なんとかしてくれるし…
【さやか】 単純明快なのはいいことだよ!
そう言って笑うさやか マスターは簡単に言うがさやかの センスがあってこそだと感じている
【さやか】 ええ!? むしろ私がそう思えるのは マスターが頼れる人だからだよ?
【さやか】 って、今のなし! 直球に言い過ぎて 恥ずかしくなってきた…
どう誤魔化そうとも さやかがそう感じてくれているのは 事実だ、と喜ぶマスター
何故ならば、その思いは 『青海原の笑顔』 としてさやかの力になったのだから
【さやか】 ううん… なんだかいろいろとバレちゃって ほんと恥ずかしいな…
【さやか】 あ、じゃあ思ってることが バレちゃったついでに ひとつマスターに不満言っていい?
さやかから出た不満という言葉に 思わず身構えるマスター
【さやか】 スイカ割り大会の時さ… 一気に斬っちゃってスイカ割り っぽい感じじゃなかったんだよね…
【さやか】 当たった感触とか 爽快感がなかったというか…
さやかの不満の理由を察し もう一度ふたりだけで スイカ割りをしよう、とマスター
【さやか】 ありがとう! もっと笑われるかと思った…
笑ったりなんかしないよ とマスター
それに、今のふたりの連携を 改めて試したいしね、とマスター
【さやか】 私もそう思ってた! それじゃ、支度するね!
駆けていくさやかの 背中を見ながら次は必ず成功する と感じるマスターだった…
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