210270041 限定クエスト 賀正イベント 初春にして君を想う ストーリークエスト 初春にして君を想う 4 - 第3話「雑煮膳」 2018賀正イベント 「雑煮膳」戦闘前
【ラグナロク】 ねぇ、そろそろお腹すかない? なにか作ろうか?
あのさ、お正月に 食べたい料理があるんだけど… と、言いながら本を見せるマスター
【ラグナロク】 お雑煮? へぇ、おいしそう
【ラグナロク】 食べると力がついて、 一年間は病気もしないんだって
願いを叶えるためにも、 ラグナロクの健康は大切だよ! と、マスターは力説する
【ラグナロク】 あ、ありがと… でも、マスターの健康だって 大事なんだからね
【ラグナロク】 ただ、このとおりの材料は そろわないかも 野菜や魚介はあるけど…
でも、けっこう自由に 作っていいみたいだよ? と、マスター
【ラグナロク】 地域によって具材や味付けは 大きく変化する… へぇー、そうなんだ
お雑煮について書かれたページを パラパラとめくるラグナロク
【ラグナロク】 なるほど… とにかく、お餅とスープがあれば お雑煮になりそうだね
【ラグナロク】 お餅が一番の難関か… マスター、どうしようか?
実は、本と同じ店で売ってたのを 買ってあるんだ、とマスター
【ラグナロク】 え? それ、食べても大丈夫? あのお店、古道具屋さんだよね?
生のお餅じゃなくて お餅が作れる米粉だから、 腐ったりはしてないけど…
【ラグナロク】 そっか、ちょっと見せて? うん、これなら大丈夫そうだね
【ラグナロク】 さぁ、お雑煮作りはじめよっか スープは材料がそろっているから ブイヤベースにするね
ラグナロクは慣れた手つきで 野菜や魚介の下ごしらえを 手早くすすめていく
マスターがその手際のよさに みとれていると、 その視線にラグナロクが気づいた
【ラグナロク】 …どうかした? いま、じっと見てたでしょ? 嫌いな野菜でも入ってた?
いやぁ、すごい包丁さばきだから 感心しちゃってさ、と マスターがいうと…
【ラグナロク】 …そうだね 夕飯はいつも私が用意していたから
【ラグナロク】 さて、そろそろスープは完成だよ マスター、 お餅の準備をお願いしていい?
マスターは、米粉をお湯で練り、 さらにこねて形を整え、 網に乗せて火にかける
膨らんだお餅から 熱い蒸気が吹き出し、 ぷーっと聞きなれない音がした
お餅の両面をあぶって、 軽く焦げ目をつければ お雑煮のお餅は準備完了だ
【ラグナロク】 これがお餅なんだ? ふーん、おいしそう 香ばしくていいにおい…
その時、部屋の外から 異族の出現を知らせる 叫び声が聞こえてきた
【異族】 グギャギャ!
【ラグナロク】 マスター! 異族がこちらに向かってる!
こんな街中で戦えない、 ラグナロク、さっきの凧で 広い場所まで誘導できる!?
【ラグナロク】 やってみる! さぁ、ついてきなさい!
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