210271103 クラウ・ソラス 『夏と解放のフラム』
水に浮かぶ板の上を 走り抜けるべく、 クラウ・ソラスは挑戦を重ねる
もはや太陽は沈みきり 空はすっかり暗くなっていた
【クラウ・ソラス】 はぁっ、はぁっ… ま、また失敗か…
選択肢:
- もう、やめよう → select_label_01へ
- そろそろ限界だよ → select_label_02へ
- 今日のところは諦めよう → select_label_03へ
はぁっ、はぁっ… ま、また失敗か…
select_label_01:
【クラウ・ソラス】 …確かに頃合いかもな
select_label_02:
【クラウ・ソラス】 …確かに疲労が激しいよ
select_label_03:
【クラウ・ソラス】 マスターがそう言うなら…
select_label_end:
【クラウ・ソラス】 …だけど最後に、 もう一度だけやらせてくれ…
【クラウ・ソラス】 もう少し、もう少しで掴めそうなんだ ほら、距離は伸びつつあるだろう? あとちょっとなんだよ
【クラウ・ソラス】 それとマスター、頼みがある これを…
クラウ・ソラスから渡されたのは、 採掘道具として 持ってきていたランタンだった
【クラウ・ソラス】 これを持って、 プールの向こう側で待っていて欲しい
【クラウ・ソラス】 暗くなってしまったが… 目指す場所がわかっていれば なんとかなる
【クラウ・ソラス】 それに…進む先に マスターが待っていてくれると思うと …心強いんだ
マスターは言われた通り、 ランタンを持って クラウ・ソラスを待つことにした
【クラウ・ソラス】 マスター、ゆくぞ! うおおおおおおっ!
何度目の挑戦になるのか クラウ・ソラスは再び走り出す そして――
【クラウ・ソラス】 やった! やったぞマスター!
クラウ・ソラスは 見事、プールを 渡りきった
【クラウ・ソラス】 これぞ奥義『夏と解放のフラム』だ!
そのままの勢いで クラウ・ソラスは マスターの胸へ飛び込む
【クラウ・ソラス】 マスター、見ていてくれたか? マスターから与えられた試練、 見事乗り越えてみせたぞ…!
クラウ・ソラスは 満面の笑みを浮かべる が…
【クラウ・ソラス】 …ハッ!? ま、マスター ちょっ、ちょっと、近いぞ…
抱きついてきたのは彼女の方なのに… 苦笑しつつ、マスターは クラウ・ソラスから離れるのだった
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