210280031 限定クエスト バレンタインイベント チョコレート協奏曲 ストーリークエスト チョコレート協奏曲 3 - 「ショコラ・ノワール」 2018バレンタイン_EP2 「ショコラ・ノワール」バトル開始前
【グラーシーザ】
ほんとうに、この森に
じょうしつなカカオの木が
あるのか？
フライシュッツと別れたあと、 チョコレートについて 本で調べたグラーシーザ
本によると、 異族が現れたせいで廃棄された カカオ農園があるらしい
人の手が離れた今も 上質なカカオの実をつけるとか。
そんな噂をもとに 森の奥へと進んでいく グラーシーザ
【グラーシーザ】
この森には、
いぞくもいるんだったな
気をつけないと…
【グラーシーザ】
ん？
いぞくか！
…いや、人か！
物音のした草むらの中には、 大きなおばさんがいて ぺったりと地面に座り込んでいた
【グラーシーザ】
おばさん、だいじょうぶか？
どうしてこんな森の中に？
どこか、けがをしているのか？
いっぺんに質問をされ、 驚いて固まるおばさんを見て ゆっくりと話しかけるグラーシーザ
【グラーシーザ】
すまなかった、
おどろかせるつもりはなかった
【グラーシーザ】
あたしは、グラーシーザだ
おばさんは、どうしてここに？
おばさんは、グラーシーザが 読んだ本に載っていた、 カカオ農園の管理人だという
昔よりは小規模になったけど、農園は 続けているので、今日は手入れに来た のよ、と話してくれた
【グラーシーザ】
そうなのか？
あの話は、半分だけ
本当だったんだなー
【グラーシーザ】
それで、どうして草むらに？
いぞくがいて、森はあぶないぞ？
おばさんはハッという顔をしたあと、 声をひそめ、その異族を見かけたから とっさに草むらに隠れたの、と話す
その時、足首をひねってしまって…、 異族はまだ近くにいると思う、と 続けた
あなたも早く逃げて、 というおばさんに、 グラーシーザは大きく頷く
【グラーシーザ】
わかった！
ちょっと、ていさつしてこよう
ここで、じっとしていてくれ
グラーシーザは、 おばさんの隠れる草むらを離れ、 あたりを探りつつ歩く
【グラーシーザ】
…いたな！
異族は、こちらに気づいていないのか なにかを探すようにウロウロしている
グラーシーザは武器を構え、 勢いよく異族へと向かっていく
【グラーシーザ】
せんてひっしょう！
やぁーっ！
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