210281102 ダーインスレイブ 戸惑い紳士
マスターとダーインスレイヴは、 ナンパから助けた少女を 友人達のもとへ送り届けることに
【ダーインスレイヴ】 む…日差しが強くなったな わたしの影を歩くといい
【水着の少女】 え、でも…
【ダーインスレイヴ】 連れまわしたことで おぬしの肌が焼けたのでは申し訳ない
【水着の少女】 はい…っ えへへ、ありがとうございます
ダーインスレイヴは見事な振舞いで 保護した少女をエスコートする
【水着の少女】 なんてかっこいい方…
同意見だ、とマスター 彼女の紳士ぶりには 悔しさよりも感心するばかりだ
と、そこで少女が おずおずと口を開く
【水着の少女】 あの…お二人は お付き合いされてるんですか?
【ダーインスレイヴ】 っふえ!? なっ、そ、それは…
おや、とマスターが前方を見る 遠くの方で、こちらに手を振る 数人のグループが見えた
【水着の少女】 あ、みんな!
どうやら彼女の友達らしい よかった、よかったと笑うマスター
【ダーインスレイヴ】 あ、ああ、これで安心だな では、わたしたちはこれで―
【水着の少女】 あっ、待ってください! あの…!
【ダーインスレイヴ】 ん?別に礼など…
【水着の少女】 この人と お付き合いしていないのなら…
【水着の少女】 どうか、私と付き合ってください!
【ダーインスレイヴ】 …へっ?
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