210361204 ラグナロク 『熱砂の威風堂々』
【ラグナロク】
また？懲りないなぁ
別にいいけどさ
【ラグナロク】
じゃ、いっちょやるか！
ビーチテニス大会で優勝したことを 聞きつけ、勝負を挑んでくるように なった隊の姫たち
しかし…
【ラグナロク】
ふふ、まだまだね
【ラグナロク】
マスターと私のチームワークに
勝とうだなんて…
甘かったみたいね
誰も２人に勝つことは出来なかった
その後、 彼女はビーチに腰掛け、 マスターに心のうちを話す
【ラグナロク】
ありがとね、マスター
なにが？ マスターが尋ねる
【ラグナロク】
あの大会に出る前は、
誰かと絆を作るのが怖いと
思ってたけど…
【ラグナロク】
でも、今は違う
【ラグナロク】
この前の優勝は、技術じゃない
マスターとの“絆”が
もたらしてくれたもの
【ラグナロク】
だから、もう恐れずに…
これからはどんどん
絆を作っていきたい
【ラグナロク】
今なら断言できる
あなたの隊なら…
裏切りや、悲しい別れはないと
【ラグナロク】
だから…
【ラグナロク】
これからも、ずっと…
運命を共にしようよ
輝きに満ちた、 力強い目を見せる彼女
その前向きな思いは 隊の姫たちにも伝わり、
みんな、以前よりずっと 彼女を信頼するようになった
【ラグナロク】
不思議ね、
そんなみんなの熱い想いが…
私に力をくれる
【ラグナロク】
新技『熱砂の威風堂々』
開眼かな
彼女は、また新たな スキルに目覚めていた
──と、
「ラグナロクーーーッ！」
【ラグナロク】
…！
仲間からビーチテニスの 助っ人に呼ばれる彼女
【ラグナロク】
うん！今、行くわ！
彼女が、マスターに宣言する
【ラグナロク】
もうなにも怖くない、
私には…あんなにも素敵な
仲間がいるんだから
立ち上がり、仲間の元に 駆けて行こうとする彼女
すると…
【ラグナロク】
きゃっ！！
マスターから 体についた砂を払われた ラグナロクは声を上げる
いや、また砂まみれだったから というマスターに他意はないのだが
【ラグナロク】
いくら絆が深まったとはいえ…
【ラグナロク】
女の子の体を勝手に触るのは
ルール違反だからね！
怒りながらも楽しげな彼女に、 以前よりも絆が強くなったことを 実感するマスターだった
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