210381211 アルマス・妖精結合・ティターニア 海上編ver. 絶・不調だから…
真夏の太陽が照り付けるビーチ
マスターの隊の姫は、 みな思い思いの休日を過ごしている
だが、アルマスは…
【アルマス】 絶・暑い…
みんなには加わらず、 一人ビーチで佇んでいた
【アルマス】 …ふぅ
ため息をつく彼女を気にかけ、 遊びに誘うマスター
だが…
【アルマス】 いや、遠慮しとく…
【アルマス】 なんで…? だって暑いし、汗は出るし、 髪も肌もベタベタするし
【アルマス】 体力は消耗するし、 動きたくない…
【アルマス】 みんな、休みの日まで、 よくもまあ元気に遊べるわね…
【アルマス】 私は無理…
じゃあ、気分転換で軽く… と、マスターが誘っても、
【アルマス】 だぁかぁらぁ
【アルマス】 絶・無理
そう言って、最後まで 首を縦には振ろうとしないので、 マスターは諦めるしかなかった
【アルマス】 はぁ…ほんと… この暑さ、慣れない…
と、言いつつも
【アルマス】 ………
何やら落ち込んだような 表情を見せる彼女が、 マスターは気になっていた
その夕方――
【アルマス】 やっと涼しくなってきた
ひとしきり遊んだ隊の姫たちは休憩中
マスターは、また アルマスの元にやって来る
陽が落ちて、少し涼しくなったね? と声を掛けるマスター
【アルマス】 そうだけど…
【アルマス】 何度誘われても、 遊びには行かないからね
と答える彼女
どうして、そこまで 頑なに断るの? 首を傾げるマスター
【アルマス】 そ、それは…
もしかして 何か他に悩みがあるとか?
【アルマス】 …!
【アルマス】 な、なんで…
目を伏せる彼女
せっかくの夏なんだし、 悩みなんて吹き飛ばして 盛り上がらなきゃ!とマスター
【アルマス】 ………
その言葉を聞いた彼女は…
【アルマス】 じ、実は、私…
と、胸の内を語り始めるのだった
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