210381213 アルマス・妖精結合・ティターニア 海上編ver. 絶対海流氷閃
【アルマス】
せいっ！！
【アルマス】
くっ…！
はぁ…はぁ…
ビーチバレーにより、 すでにフラフラ状態のアルマス
かなりの苦戦を強いられている
【アルマス】
はぁ…はぁ…
だからって…
泣き言なんか…！
【アルマス】
ここは『後の先』で……
後の先… つまりカウンターを狙う 算段のようだ
そんな彼女にマスターは言う ほら、速攻！クイック攻撃だ！
【アルマス】
…はぁ！？
そんなこと言われても…
こんなに疲れてちゃ…
だがマスターは続ける 受けに回らないで！ 自分から攻めるんだ！
【アルマス】
…！
マスターの言葉で、 彼女が閃いた
【アルマス】
そうか…そういうことか…
【アルマス】
マスター…やってみるよ！
さっきまでの苦戦から一変！
【アルマス】
はぁぁぁぁっ！！
次々に敵を撃破していく彼女
【アルマス】
絶・わかったよ、マスター！
あなたの言いたかったこと！
【アルマス】
常に先手必勝！
【アルマス】
それが私に足りなかった精神！！
己の弱点に気づいた彼女
【アルマス】
くらえっ！！
『絶対海流氷閃』―――――ッ！！
マスターの言葉をヒントに、 新たな力に覚醒！
【アルマス】
…ふぅ
【アルマス】
世界に秩序を取り戻す…
それが私の使命なんだから！
手に入れた力で、 見事 敵を討ち果たすのだった
戦闘後――
ビーチに腰掛け、 マスターと語っているアルマス
【アルマス】
私、いつの間にか…
アリ地獄に落ちてたんだね
【アルマス】
私のキラーズである宝剣
『アルマス』は…
【アルマス】
持ち主が瀕死の重傷を負っても、
千人以上を斬り倒したという
逸話がある…
【アルマス】
その影響かな…？
【アルマス】
いつしか私も、
ズタボロになればなるほど
力が出るようになっていた
【アルマス】
だから、知らず知らずのうちに…
【アルマス】
受けに回ってたみたい…
【アルマス】
でも受けに回れば、
砂に足を取られ体力も削られる…
【アルマス】
マスターはそれを見抜いて、
私にビーチバレーをさせたのね？
【アルマス】
先手必勝…
その精神を学ばせるために
マスターの目を見て、 彼女が宣言する
【アルマス】
でも、もう大丈夫
【アルマス】
これからは…
常に攻めて出るから！
次の日――
【アルマス】
遅いよ、マスター！
ビーチには、すでにアルマスの姿が
【アルマス】
ずっと待ってたのよ！
ビーチボールを片手に 笑顔を見せる彼女
…すると、
へ～、マスターを待ってたんだ？ と、姫たちにからかわれるアルマス
【アルマス】
ち、ちがっ…！
ビーチバレーの特訓だって！
【アルマス】
も、も～～～っ！！
照れて怒る彼女は、 まるで真夏の太陽のように 真っ赤で可愛かった
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