210410041 限定クエスト ハロウィンイベント 橙色幻想芝居 ストーリークエスト 橙色幻想芝居 ストーリークエスト 4 - 橙色幻想芝居 第3話 狩人さんは助けない！ 狩人さんは助けない！ 戦闘前
【モラルタ】
コンコン
おばあさんはいるかしら
【ベガルタ】
おや、その声は赤ずきん
どうぞ、お入りなさいな
【モラルタ】
あら、おばあさん
ずいぶんとお耳が大きいのね
【ベガルタ】
そ、それは赤ずきんの声を
よく聞くためで…
【モラルタ】
あら、おばあさん
ずいぶんとおめめが大きいのね
【ベガルタ】
それも、赤ずきんのことを
よーく見るためだよ
【モラルタ】
あら、おばあさん
ずいぶんとお胸が大きいのね
【ベガルタ】
へ、え！？
そ、それは、どうしてか
わからないけど…
【モラルタ】
あら、おばあさん
ずいぶんとお洋服が破けているのね
【ベガルタ】
そ、それはわたしが
ひっかいて破いちゃって…
【モラルタ】
あら、おばあさん
どうしてそんなに
泣きそうなお顔をしているの？
【ベガルタ】
それはモラがいじわるなこと
言うからだよぉ…
【モラルタ】
えへへ、ごめんごめん
…それじゃあ
【モラルタ】
あら、おばあさん
とても大きなお手てなのね！
【ベガルタ】
それは、赤ずきん
お前を逃がさないためさ
【モラルタ】
まぁ！
おばあさんのお口は
なんて大きいのかしら！
【ベガルタ】
それは…赤ずきん！
お前を食べるためだ！
【モラルタ】
それじゃあ
私は全力で抵抗するわ！
【ベガルタ】
それじゃあ
わたしが赤ずきんを
殺せなくなっちゃう…
おそらくこの辺りには トレイセーマの拠点がある
だから逃げようと告げるマスター だったが、お構いなしに 二人の劇は続いていた
【トレイセーマ兵A】 おわっ！ なんだ貴様ら！
【トレイセーマ兵B】 クソッ この場所に 気づかれるとは…！
二人の声にどんどん集まってくる 兵士達に、この場所こそ 拠点なのだとマスターは気づいた
【モラルタ】
狩人だ！
【ベガルタ】
狩人も倒さないと…！
二人の話に気をとられないよう 気を引き締めつつ、マスターは 見守ることしか出来なかった
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