210410061 限定クエスト ハロウィンイベント 橙色幻想芝居 ストーリークエスト 橙色幻想芝居 ストーリークエスト 6 - 橙色幻想芝居 第5話 ハロウィンを迎えよう! ハロウィンを迎えよう! 戦闘前
ハロウィン当日…
モラルタとベガルタの活躍のおかげか 監視の目がなくなったこの地区では ハロウィンが行われることになった
地区の中でも楽しげな 子供達の声が響いている
【モラルタ】 おっかし、おっかし~!
【ベガルタ】 ま、待ってってばぁ…
怪しまれはしたが 二人もハロウィンに 参加できることになった
【モラルタ】 あたしは赤ずきんの 衣装なんだぞっ がお~!
【ベガルタ】 わ、わたしは こわーい狼だもん が、がおー
子供達と一緒になって 通りを歩く二人の姿に マスターも自然と笑みをこぼす
最初は不審がっていた大人達も なんとか受け入れてくれたようだ
【モラルタ】 ほら、マスターも一緒に 楽しまないともったいないよ!
【ベガルタ】 マスターも一緒がいい 楽しいことはみんなで、がいい
どこか影のある笑みばかりだった 二人が、自然に笑っている
それがなによりも マスターにとって 嬉しいことだった
だが…
そんな中、突然 女の子の悲鳴が聞こえてきた
【モラルタ】 マスター、あれ!
悲鳴のもとには女の子と それを捕えるトレイセーマ兵の姿
【トレイセーマ兵】 応援に来てみれば、 すでに壊滅させられているとは…!
【トレイセーマ兵士長】 そうだな… それにこの大騒ぎだ これは罰を与えねばならんな
【ベガルタ】 マスター… あいつら、やっつけるしかない?
その言葉にマスターは 躊躇ってしまう
この場で敵を倒すことは出来る でもそれは二人が斬ル姫だと 気づかれることでもあった
【モラルタ】 …マスター うだうだ考えてるでしょ
モラルタの指摘に 苦い顔しか返せないマスター
【ベガルタ】 奪われないために、奪うんだよ
その言葉に ハッとするマスター
【モラルタ】 あっ、それ私のセリフ!
【ベガルタ】 えへへ、ちょっぴり仕返し
【モラルタ】 けど、マスター そういうこと、だよ
【ベガルタ】 私達の目的はなんだったか、だよ
【モラルタ】 …子供達が準備してた衣装 ビリビリにされちゃったね
【ベガルタ】 衣装がないと ハロウィンできなくなっちゃう?
【ベガルタ】 楽しみなことが、なくなっちゃう…
【モラルタ】 あの子達もきっと悲しいよね… あの子達が悲しいと、 ベガも私も悲しい
二人の目的は ハロウィンに参加すること
でもそれ以上に、 子供達のためにハロウィンを 開くことだった
そのことに気がついて、 マスターは真剣な顔つきで 頷いた
【モラルタ】 なら、することはひとつだけ …奪われる前にみんなを奪う!
【ベガルタ】 みんなを私達のものにして もう楽しいを奪わせない!
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