210421214 モラベガ 想精『紺碧の舞台』
あれから数日後――
今日は何をして遊ぼうか? そんな相談をしている隊の姫たち
――と、
【モラベガ】 あっちの方に行ってみようよ!
そう提案したのは、 意外なことにモラベガだった
今まで輪に入ってこなかった彼女の、 まさかの提案に驚く姫たち
【モラベガ】 ……あれ?
【モラベガ】 行きたく…ない?
勇気を出して誘った彼女だったが、
【モラベガ】 受け入れてもらえなかったのかな…
と、不安になる
しかし、 姫たちはみんな 彼女の意見に賛成した
【モラベガ】 ほ、本当に…?
【モラベガ】 よかったぁ~
安堵し、喜びを噛み締めるモラベガ
【モラベガ】 ありがとう
【モラベガ】 ずっと避けてた私たちに… 優しくしてくれて
【モラベガ】 私たち、今ならわかるよ みんな強くてかっこいい お姫様なんだって!
姫たちと強い絆を築いた彼女は、 また新たな力 想精『紺碧の舞台』に目覚めていた
その後、マスターと語らう彼女
【モラベガ】 ねぇ、マスター 強いお姫様ってさ…
【モラベガ】 勇気を出して、少しずつでも 前に進もうとする存在なのかもね
【モラベガ】 私たち… これからもっと成長して、 強くて素敵なお姫様を目指すよ
【モラベガ】 王子様を救った人魚姫のように…
【モラベガ】 困っている人に 手を差し伸べられるような、 心の強い姫になってみせるよ
【モラベガ】 私たちにそうしてくれた、 アルマスや、マスターみたいにね
そう言って微笑んだ彼女の目には、 強さと優しさが宿っていた
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