210616110 インテグラルノア編サイド インテグラルノア サイドストーリー 暴走ゲハイムシュリフト ラブリュス 暴走ゲハイムシュリフト ラブリュス 2 - 1話 暴走ゲハイムシュリフト ラブリュス-1 暴走ゲハイムシュリフト ラブリュス-1
【ラブリュス】
みんな~☆
今日のライブも
一緒に楽しんでくれてありがと~♪
街の一角で繰り広げられた ラブリュスのゲリラライブは 大歓声を巻き起こし、幕を閉じた
【ラブリュス】
え~っとぉ…
気持ちは嬉しいんだけど
急にびっくりしちゃったっていうか…
ゲリラライブの後 ひとりの奏官がラブリュスに対し 猛烈なアピールを繰り広げていた
【ラブリュス】
わたしのライブを見て
ファンになったって
言ってくれるのは本当に嬉しいよ
【ラブリュス】
でも、ラブリュスちゃんは
みんなのラブリュスちゃんだから☆
それでも、と引かない奏官 ラブリュスの歌声なら世界中を 笑顔にできるから、と続ける
【ラブリュス】
うんうんっ!
それはラブリュスちゃんもそう思う!
【ラブリュス】
けど、ギルドの所属に
なっちゃうと
今までみたいにライブできないし…
【ラブリュス】
ほかの奏官とキル姫達みたいに
戦いに明け暮れる日々なんて
ラブリュスちゃんにはできない!
【ラブリュス】
だって…
ラブリュスちゃんは
みんなのア・イ・ド・ル♪だから!
そこは問題ないよ、と奏官 自分も戦いに明け暮れる日々は 苦手だから…と笑う
【ラブリュス】
ふぅん…被害に遭った街の復興と
その街のみんなの心のケアをする~
って、お仕事が君の役割なんだね?
【ラブリュス】
そんな奏官もいるんだ~
戦いは苦手で…と奏官 おかげで隊と言っても キル姫がいないんだ、と情けない顔
【ラブリュス】
ふぅん…
【ラブリュス】
じゃ、君はラブリュスちゃんの
専属マスター、だね!
プロデューサーってところかな
えっ! と驚きの表情を浮かべる奏官
【ラブリュス】
もぉ、スカウトしてくれたのは
君のほうから、なんだからね~?
【ラブリュス】
…わたしもいろんな街の人達を
元気にできたらいいなって思ってたの
【ラブリュス】
でも…世界中の人達を笑顔にできる
って言われたのは、はじめてだったの
【ラブリュス】
それって、すっごく素敵だなって
だから、なってあげることにしたの
君の隊の専属アイドルにねっ☆
やったー!と飛び上がり喜ぶ奏官 もとい、ラブリュスのマスター
【ラブリュス】
あははっ!
すっごい喜ぶじゃーん
ラブリュスと一緒なら 本当に世界中を笑顔にできる だから嬉しいんだ、とマスター
【ラブリュス】
え~、ラブリュスちゃんが
専属になったから、じゃないの~?
そ、そういう訳じゃ… と慌てるマスター
【ラブリュス】
ふふっ、冗談だよっ♪
そんな君だから、入隊しても
いいかなって思ったんだし
【ラブリュス】
これからよろしくね、マスター☆
これが、戦いを好まぬ奏官と みんなを笑顔にするアイドルキル姫 ラブリュスの出会いだった
そして、その出会いの瞬間を 物陰から見つめる影があった
Next: 210616120