220021101 アイムール 予期せぬ先客
【アイムール】 私は責めていません 説明を求めているだけです
【アイムール】 ジャングルでサバイバル訓練がしたい それは良いでしょう しかし…
【アイムール】 景色や鳥などを見ながら ふたりでジャングル散策するなど 訓練と言えるのでしょうか?
アイムールを訓練と偽って ジャングルへの遊びに誘ったのだが どうやら気づかれてしまったようだ
【アイムール】 いいえ、これはレジャー、遊びです マスターは私を騙していたのですね?
マスターはタジタジになりながら 休みでも訓練をしようとする アイムールの心配をしたことを話した
【アイムール】 …その心配は杞憂というものです 戦いのための休息の重要性は 私もよく知っている
【アイムール】 ですが休むのであれば 基礎訓練だけにとどめて 室内で休息が望ましいでしょう
【アイムール】 それがなぜ ジャングル散策になるのですか?
アイムールは淡々と問い詰めてくる 平静に振る舞ってはいるが その瞳は苛立ちを訴えていた
【アイムール】 私の心の休息を心配してというなら なおさら望ましくありません
【アイムール】 マスターとふたりで 休日を遊んで過ごすなど 疲れるだけですから
【アイムール】 私はひとりが好きなのです
【アイムール】 あの、耳を塞がないでください! 私は真剣に話しているのです!
【アイムール】 …なるほど どうしても私と ジャングルで遊びたいと…
【アイムール】 良いでしょう マスターがそういう態度ならば 私にも考えがあります
アイムールはにっこりと微笑んだ ただ額には青筋が浮かんでいる
【アイムール】 分かりました 今日はジャングルで遊びましょう! そうですね…まずは…
【アイムール】 ジャングルにおける闘争術訓れ― …こほんっ! 『かくれんぼ』をしましょう
じりっとアイムールが距離を詰め 殺気が空気に満ちていく
【アイムール】 もちろん実戦ではなく 『遊び』なので10秒お待ちします
【アイムール】 123456…
早口で秒読みが開始される 慌てて鬱蒼と生い茂る密林に飛び込み 隠れられる木陰を探すが―
【異族】 ……
先客がいた
【アイムール】 …78910!!
【アイムール】 っと、マスター逃げずにとどまるとは 中々にいい度胸…なっ!? 異族!?
アイムールは木陰に潜んでいた 異族を目にすると 先程よりさらに濃厚な殺気を放った
【アイムール】 駆逐者アイムール、目標を確認 これより殲滅を開始する!
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