220061103 ダグダ 『爆流インパクト』
お粥を食べ終えたあとも、 ダグダの様子はずっと変だった
【ダグダ】 …ねえ、マスター。キミは ダグダのことどう思ってる?
真剣な表情に、 マスターも返事をためらう
――その時。
【男の声】 だ、誰かー!!
突然の声に振り向くと、 バナナボートに振り落とされた 子供が沖でおぼれていた!
マスターとダグダが共に駆け出す。 しかし…距離が遠すぎる
【ダグダ】 (うう…太ったからなの? 速く動けない…!)
【ダグダ】 (このままじゃ、あの子を 助けられない。こんなダグダなんて、 マスターも呆れるに決まってる…!)
選択肢:
- ダグダ、子供を頼む! → select_label_01へ
- 子供を助けられるのは君だけだ! → select_label_02へ
- 君の力を見せてくれ! → select_label_03へ
(このままじゃ、あの子を 助けられない。こんなダグダなんて、 マスターも呆れるに決まってる…!)
select_label_01:
【ダグダ】 ―えっ、マスター!?
select_label_02:
【ダグダ】 …!?ダグダ…だけ?
select_label_03:
【ダグダ】 ダグダの…力…?
select_label_end:
【ダグダ】 そっか!閃いたよ! 泳いで間に合わないなら―
【ダグダ】 海の方を、 たたき割っちゃうんだから!
ダグダが叫んだ瞬間 空から巨大な棍棒が 振ってきて――
行くよ、新技! 『爆流インパクト』!
海面に落下した棍棒は 海を真っ二つに叩き割って 子供へと続く道をつくった!
それはまさしく 彼女が新スキルに 目覚めた瞬間だった
ダグダは海を割ってつくった道を 駆け抜けると、見事子供を抱えて 助け出したのだった
その日の夕方―
【ダグダ】 あ、マスター。 …明日の予定? どうしてそんなこと聞くの?
マスターは、 一日二人きりで過ごすっていう 約束を守れなかったからと言う
【ダグダ】 ふふっ、約束はもういいよ。 ダグダ、欲しいものは もうちゃんともらったもん
【ダグダ】 …そんなことよりマスター ダグダ、今日はいっぱい 動いて疲れちゃったなぁ
【ダグダ】 だからマスターさえ よければだけど…また、 ダグダのこと、おんぶしてくれる?
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