220161103 シタ 『アルティメットトレイ』
【シタ】 そ、そんな、ダメですよ! ただ興味があるってだけで そんなワガママ…
興味があることに挑戦するのは むしろいいことだ もっとやりたいことをやっていいんだ
とシタに伝える
【シタ】 マ、マスター…
【シタ】 (これだけ言ってくれるなら もっと乗っかってみようかな…)
【シタ】 え、えへへ… 嬉しいです、マスター ありがとうございます!
【シタ】 じゃ、じゃあ、ちょっとだけ お願いしてみますね!
パタパタと店長のところに行くシタ
可愛らしいその後ろ姿を見て、 やっぱり女の子なんだな、 と微笑むマスター
しばらくすると…
【シタ】 マスター! やってもいいって、店長さんが! ウェイトレスですって!
満面の笑みで戻ってくるシタ 店長が話の分かる人でよかったな と言うマスター
【シタ】 はいっ! わたし、がんばります!
…ということで、 シタの初ウェイトレス体験が 幕を開けた
【シタ】 はいは~い! ご注文を承ります!
たくさんのお客から注文を受け、 厨房からホールへの往復で 大忙しのシタ
やっぱり可愛いだけあって、 シタはウェイトレスが似合うなぁ とのほほんと思うマスター
【シタ】 あわわ…えっと、次の注文は…
心配だな…手伝おうか? とシタに尋ねる
【シタ】 だ、大丈夫です! いつもこんな感じですし…
いつも? ああ、そっか 確かにミトゥムの行動よりはね… と納得
【シタ】 はいっ! ミトゥムちゃんの嵐のような 行動に比べれば、これくらい!
【シタ】 あ!なるほど… そう思えばいいんですね! 糸口が見つかりました!!
【シタ】 よーし!
お姉ちゃん力を解放したシタ その時の昂ぶる感情は、新たな奥義 『アルティメットトレイ』を生み出した
【シタ】 ありがとうございましたー!
なんとか慌ただしい時間を 乗り越えたみたいだ 店内は落ち着きを取り戻した
やっぱり、お姉さんは凄いね シタの今日のがんばりを 労るマスター
【シタ】 なんだか、照れちゃいますね。 うふっ
【シタ】 マスター、でも…
【シタ】 ミトゥムのお姉ちゃん… としてではなくて、 わたしをちゃんと見てください
【シタ】 ごはんを食べているとき、 マスター、言ってましたよね
【シタ】 店員さんが がんばって働いているのは、 尊敬するって…
【シタ】 マスター …わたし、これで少しは マスターの憧れに、近づけましたか?
シタの言葉に、 ドキッとしてしまうマスターであった
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