220171101 ヤグルシ ヤグ、なりたい!
【ヤグルシ】
マスター、早く早く!
マスターはヤグルシに誘われ 一緒に海に来ていた。
【ヤグルシ】
今日は
特訓に付き合ってもらうんだ!
【ヤグルシ】
ヤグ、みんなに頼られるようになって
お姉ちゃんをびっくりさせるの!
ヤグルシが自主的に特訓だなんて… と、感心したマスターは なんの特訓をするのか尋ねた
【ヤグルシ】
えっと、それはぁ…
マスターにも一緒に考えて
もらおうかな~~って
【ヤグルシ】
えへへ…だめ?
上目使いで頼ってくる 甘えっぷりに苦笑しつつ マスターは一緒に考えることに
マスターが どんなふうになりたいのか と尋ねると…
【ヤグルシ】
う、うーん…
そうだねぇ…
【海水浴客1】 早く泳ごうぜ!
【海水浴客2】 ふふ、待って~
【ヤグルシ】
…追いかけっこしたり
泳いだりする特訓は?
マスターは それじゃ特訓にならないよ と答える
【ヤグルシ】
…でも~
疲れる特訓とかはやだなぁ…
ヤグルシは気もそぞろに 楽しそうな海水浴客のほうをチラチラ その時――
【ヤグルシ】
あ…大変!
誰か溺れてるよ!
その声にマスターが慌てて 助けに向かおうとするが…
【ヤグルシ】
あ…!
すぐさまライフセーバーが 飛び出していき あっという間に救助する
【ヤグルシ】
すっごーい…!
自分たちの出る幕はなかったね とホッとしていると…
【ヤグルシ】
ヤグ、あんなふうに
かっこよくなりたい!
ヤグルシは ライフセーバーを見て 目をキラキラさせている
【ヤグルシ】
だから~
マスター、手伝って!
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