220191103 シユウ 『なつのふうぶつし』
【シユウ】
シユウはつりがにがてだ…
【シユウ】
だったら…!
『パアァァァン!!』
釣り竿を斧に持ち替え 彼女が川の水面を一叩きした
【シユウ】
どうだ!?
そんなイライラして 物に当たってもしょうがないよ
と 駄々っ子に言うように 諭すマスター
【シユウ】
ふふん、ちがうよ
【シユウ】
ほら、よくみて
え?
マスターは我が目を疑った 水面に魚が数匹浮いていたのだ
選択肢:
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- き、きみがやったの? → select_label_02へ
- な、なにをしたの? → select_label_03へ
マスターは我が目を疑った 水面に魚が数匹浮いていたのだ
select_label_01:
【シユウ】
きょうがくしたか!?
select_label_02:
【シユウ】
いかにもだ!
select_label_03:
【シユウ】
せつめいしよう!
select_label_end:
【シユウ】
ふっふっふ!
シユウはかみなりを
あやつれるだろ?
【シユウ】
おさかなをでんきで
ビリビリさせたんだ!
【シユウ】
つりはシユウにむいてないけど
だったらむいてるやりかたで
やろうとおもったの!
【シユウ】
なぁ、ますた~!
あきらめないこころがだいじだろ?
【シユウ】
さっき「あきらめるのか?」って
きかれたから、シユウがんばった!
【シユウ】
ますた~にいわれると
がんばれるんだ!
シユウはあきらめないぞ!
【シユウ】
あ、そうだ!
いまのわざ…
【シユウ】
『なつのふうぶつし』って
なづけよう!!
それは彼女が 新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【シユウ】
よ~し、
みんなのぶんまで
がんばるぞ~!
彼女の明るい声がこだました
一時間後
【シユウ】
わ~い、たいりょうだ~っ!!
まさに大漁! それは隊の姫たちへの お土産が出来るほどだった
【シユウ】
へへへ~!
【シユウ】
おわりよければすべてよし!
な、ますた~!?
得意げに、 嬉しそうに笑った彼女の瞳は 水面のようにキラキラと輝いていた
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