221041433 限定クエスト バレンタインイベント 悪戯姫の甘い嘘 ストーリークエスト 悪戯姫の甘い嘘 ストーリークエスト 4 - 君を乗せて 君を乗せて 君を乗せて 戦闘後
【オティヌス】 それじゃあ、ショウを始めようか!
オティヌスはそう言うと、 兵士達を幻術で惑わし始めた
兵士の剣が蛇や花束に姿を変え、 あちらこちらで悲鳴や 戸惑いの声があがる
【オティヌス】 もっと魅せてあげたいが、 時間がなくてね またのお楽しみだ!
オティヌスは幻術で自転車を出すと、 マスターを後ろに乗せて 兵士達の間を駆け抜けていく
【オティヌス】 マスター、しっかりと あたしにつかまっているんだよ!
…と、注意した矢先、タイヤが段差に 乗り上げて自転車が大きく跳ねた
マスターがとっさにオティヌスの腰に 抱きつくと、オティヌスは驚いて、 思わず声を出してしまう
【オティヌス】 きゃっ!
その声に驚いたマスターが、 手を離してバランスを崩したところを オティヌスが引っ張って助ける
【オティヌス】 おっと、危ない! ちゃんとつかまっていないと 落ちてしまうよ
急に抱きついてごめん と謝るマスター
【オティヌス】 いや…今のはあたしも悪かったよ す、少し驚いてしまっただけさ…
オティヌスは、照れた顔を隠しながら ペダルを漕ぐ
なんとなく気まずい空気のまま、 二人は戦場から走り去っていった
【オティヌス】 ここまでくれば、もういいかな… マスター、大丈夫かい?
マスターは、うん、と返事をするが なんとなく照れくさくて、 オティヌスから目を逸らす
オティヌスも、変に意識してしまい、 マスターから目を逸らすと、 独り言のように前を見て話し始める
【オティヌス】 …ヘレナ達があたし達の後を追うと、 あいつらと会ってしまうね
【オティヌス】 さて、このまま突き進むよ マスター、今度は 手を離さないように!
オティヌスは、ヘレナの居場所を 目指して、再びペダルを漕ぎ始めた
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