221071360 限定クエスト 賀正イベント 災厄を払いし賀正の鐘 ストーリークエスト 災厄を払いし賀正の鐘 ストーリークエスト 7 - 【ED】 災厄を払いし賀正の鐘 ED 災厄を払いし賀正の鐘 ED
【フォルカス】 まとめると、こうですか?
【フォルカス】 祟りは神様が 怒ったのではなく 定期的に起こる嵐だったと
【ソロモン】 ええ、そうよ これはデータ通りだったわ
【フォルカス】 それで、鐘が消えたのは 神様が怒って 取ってしまったのではなく…
【ソロモン】 嵐で鐘が吹き飛び 滝に落ちてしまったから
【フォルカス】 その鐘の錆が 水を赤く 染めてしまったんですね
【ソロモン】 ええ、そういうことよ
【ソロモン】 全部、理論的に説明できるわ
【フォルカス】 ソロモンの言ったことが 正しかったわけですね
【ソロモン】 ただ、理論的に説明できないことも あるわ
【ソロモン】 あれだけ真っ赤になっていた川が 一瞬で透明になるなんて…!
【ソロモン】 いったいどういう原理? 水流で表面が削られて 鐘の錆が一気に取れた…?
【ソロモン】 仮にそうだとしても、 水に溶けだした錆の行方は どう説明をつければ…?
【ソロモン】 わからない… ぜんぜんわからないわ…
【フォルカス】 ふふっ、いいじゃないですか それはあなたのおかげということで
【フォルカス】 あなたがいなければ、 このような奇跡も、人々の笑顔も 戻ることはありませんでした
【フォルカス】 ですから、考えるのは止めて 今は楽しみませんか
【ソロモン】 そうね 考えるのは後にするわ
【ソロモン】 ……それより、 その格好…君も晴れ着!?
【フォルカス】 ふふ、今頃ですか? …で、どうでしょう?
【ソロモン】 いいわね、すごく似合ってる! とっても綺麗よ!
【ソロモン】 でもいいの? 今日は巫女の仕事が あるって聞いてたけど…
【フォルカス】 平気です 今日は神様に お休みしてもらいます
【ソロモン】 え?
【フォルカス】 私、ソロモンを見て 思ったんです
【フォルカス】 祈るだけでは何も変えられない 行動によって運命を切り開くことが できると
【フォルカス】 ですから、もう頼るのは おしまいです
【フォルカス】 これが私の決意表明です
【ソロモン】 いいの? 巫女様がそんなこと言って? 町の人達が怒るわよ
【フォルカス】 町の人達は 私が神の声を聞く 巫女として導いていきます
【ソロモン】 ふふふ いいわね、それ
【ソロモン】 この町の人達にはもう 鐘が無くても平気そうね
【フォルカス】 いえ、鐘はちゃんと 残っています
【ソロモン】 え?
【フォルカス】 未来を望むかぎり、 みなさんの心の中に いつまでも
【ソロモン】 ふふ、確かにそうね 大切なのは鐘じゃない 形がなくても残っているのね
【ソロモン】 それじゃあ… 今日は一緒に町でも歩いてみる?
【フォルカス】 いいですね! 慣れない格好なので ちょっと恥ずかしいですが…
【ソロモン】 いいのいいの! せっかくならみんなに 見せつけてやりましょう!
【ソロモン】 楽しいお正月を過ごす 幸せな巫女の姿を…ね?
【ソロモン】 素敵ね… すごく綺麗な水になってる…
【ソロモン】 今まで見てきたどの川よりも 澄んでいるように感じるわ
【フォルカス】 いろいろ解決して良かったです 一時はどうなることかと 思いましたが…
【フォルカス】 ソロモンが行動を 起こしてくれたからです ありがとうございました
【ソロモン】 ううん 私もフォルカスに 助けられたわ
【ソロモン】 本当にありがとう
【ソロモン】 …ねえ、フォルカス
【ソロモン】 私ね、あれから少し 考え方が変わった気がするの
【ソロモン】 今までずっと、 この世の出来事はすべて
【ソロモン】 理論的に、科学的に、 説明がつくものだと思ってた
【ソロモン】 でも…そういうものばかりじゃ ないのかもって気がついた
【ソロモン】 ずっと神様を 否定するために 躍起になっていたわ
【ソロモン】 誰にも頼らずに 一人でね
【ソロモン】 でも、一人の力なんて たかが知れてるわ
【ソロモン】 今回はフォルカスの 助けが無かったら どうなっていたかわからない
【ソロモン】 だから、誰かに 頼るというのも 時としては大切なのかも
【ソロモン】 フォルカスはどうなの?
【フォルカス】 私は――
【フォルカス】 巫女になってからずっと、 私の世界は鐘を 中心に回っていました
【フォルカス】 不幸があれば祈りを捧げ、 幸福があれば感謝を伝える
【フォルカス】 そんな生活を繰り返すうちに…
【フォルカス】 いつの間にか私は、 鐘を神様のように 神格化していたのです
【フォルカス】 ですが、それではダメだと 知りました
【フォルカス】 ただ祈るだけではなく、 自分の意思で行動し、決断する力… それが本当に必要なことだと
【ソロモン】 そっか…
【フォルカス】 それに…ふふっ ソロモン、あなたのことも…
【ソロモン】 えっ?
【フォルカス】 “祟り”を恐れていた 私の手を引いて、 真実へ導いてくれた…
【フォルカス】 あなたのような人に 私もなりたいと思ったのです
【ソロモン】 …! そ、そう!嬉しいわ…
【ソロモン】 そうね…私もちょっとだけ、 君の考えがわかったかもしれない
【ソロモン】 これからは、非現実なことにも もっと目を向けてみようかな…
【ソロモン】 今回、説明付かないことも あったし…
【ソロモン】 あれを科学的に 説明できないだなんて… 私の頭脳が許さない!
【ソロモン】 とはいえ、途方もない道のりだわ いっそ、神様に解決してって お願いしようかしら
【フォルカス】 行動した方が早いと思いますよ それに――
【フォルカス】 大丈夫 ソロモンならできます
【ソロモン】 うん、 ありがとうフォルカス
【ソロモン】 いつか、私は 世界の全ての謎の 最適解を見つけてみせる
【フォルカス】 はい、 必ずできるって 信じてますから
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