230013211 ロンギヌス まほうのレジャーシート
【ロンギヌス】 わぁっ…きょうは いいおてんきですね… おにいさん
せっかくのいい天気だし お出かけにでも行こうか とマスターは微笑む
【ロンギヌス】 ほ、ほんとですかっ? おにいさんといっしょに おでかけですか?
【ロンギヌス】 あ、でも…おにいさんには きのうもごはんをつくってもらったり おせわになってますから…
【ロンギヌス】 め、めいわく… かけちゃいますぅ…
そんなことないよ! どこか行きたいところはある? とマスターはロンギヌスへ尋ねる
【ロンギヌス】 え、えぇっと… でもぉ…
優しい性格のロンギヌスは マスターを思いやって なかなか切り出せないようだ
そこでマスターから提案してみる 海開きが行われているから 海にピクニックに行こう、と
【ロンギヌス】 ぴ、ピクニックですか…? わ、わぁ、たのしそう…です
さらに…じゃん! とマスターはレジャーシートを 広げてみせる
このシートは魔法のシートなんだ、 とマスターが冗談めかして言う
このシートの上で食べると、 どんな食べ物も特別 美味しくなるんだよ、とマスター
ロンギヌスの好きな食べ物も もっと美味しくなるかも~ とマスターは微笑む
【ロンギヌス】 も、もっとおいしく…っ!? たべもの…たべものなら…
【ロンギヌス】 ええと…じゃあ、 トマトいっぱいのサンドイッチも もっとおいしくなるの…?
もちろんだよ! とマスターは微笑んだ
【ロンギヌス】 で、でも…っ めいわくじゃないですか?
そんなことないよ むしろ普段からもっと 甘えてくれていいのに、とマスター
【ロンギヌス】 あ、ありがとうございます… おにいさん
今日は心ゆくまで楽しもうね と微笑むマスター
【ロンギヌス】 おにいさんといっしょなら… なんでもたのしいです…っ!
【ロンギヌス】 …でも、 ほんとうにいいんですか?
気にしなくていいのに とマスターは苦笑する
彼女がピクニックを 楽しんでくれればいいな、 とマスターは思うのだった…
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