230041102 天沼矛 さようならスイカちゃん
【天沼矛】 大変です! スイカのボールが 流されちゃったみたいです!
【天沼矛】 どうしましょうマスター! ボールが…ボールがぁ…
珍しく大慌てな天沼矛
ビーチボールぐらいまた買えば?
と、マスターは言ってみるが…
【天沼矛】 いいえ、ダメです。あれはただの ビーチボールじゃないんです
【天沼矛】 あのボールは、スイカなんです 食べ物を粗末にするのは いけないんですよ、マスター!
【天沼矛】 さぁ、早く! 早く探しに行きましょうマスター!
謎理論に首をひねるマスターだったが 天沼矛の勢いに押されてボールを 探すことにした
二手に分かれて 流れるプールを一周する
しかし、 それらしいボールは 見つからなかった…
【天沼矛】 ボール、見つかりませんね…
【天沼矛】 ごめんなさいスイカちゃん わたしがボーッとしていた ばっかりに見失っちゃって…
【天沼矛】 わたし達、ずっと友達だって 約束したのに…
いつのまにか、天沼矛の中で スイカのビーチボールはスイカちゃん という友達になっていたらしい
【天沼矛】 わたしがぐるぐるな風船に目を 奪われなければこんなことには ならなかったはずです…
選択肢:
- 諦めて新しいボールを買おう → select_label_01へ
- スイカちゃんは幸せにやってるよ → select_label_02へ
- 他のバルーンも素敵だね → select_label_03へ
わたしがぐるぐるな風船に目を 奪われなければこんなことには ならなかったはずです…
select_label_01:
【天沼矛】 いえ、そんなことはできません…
select_label_02:
【天沼矛】 本当でしょうか… いえ、でも…
select_label_03:
【天沼矛】 はい― って、今はスイカちゃんの話を してるんですよぉ、マスター
select_label_end:
【天沼矛】 わたしには…あの子を 見捨てることはできません
【天沼矛】 わたしにとってスイカちゃんは あのスイカちゃんだけなんです
わずかな間に、 天沼矛の中でスイカちゃんは
かけがえのないものに レベルアップしていたようだ
【天沼矛】 こうしている間にも、 スイカちゃんは一人ぼっちで 寂しがってるはず…
【天沼矛】 マスター、わたしもう一度 探してきます!
【天沼矛】 待っててね、スイカちゃん… わたしが必ず 見つけてあげますから!
天沼矛は呼び止める暇もなく 再び流れるプールへと向かってしまった
マスターも慌てて その後を追った
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