230041103 天沼矛 『肩上遠望の水夏』
【天沼矛】 スイカちゃーん! どこに行っちゃったんですかぁー
ビーチボールは 呼んでも返事はしないだろう
と、言うことはさておくとしても…
この人混みの中を もう一度同じように探しても 見つからない可能性が高そうだ
そこで、マスターはあることを 思いつき、天沼矛を呼び止めた
【天沼矛】 どうしたんですか、マスター? ふむふむ…
【天沼矛】 なるほど~、さすがマスター それならうまくいきそうです
マスターのアイディアとは 肩車だった
【天沼矛】 よいしょっと… どうですか、マスター? わたし、重くないですか?
選択肢:
- 全然重くないよ → select_label_01へ
- むしろ軽すぎるよ → select_label_02へ
- ちゃんと乗ってる? → select_label_03へ
よいしょっと… どうですか、マスター? わたし、重くないですか?
select_label_01:
【天沼矛】 本当ですか? それなら、良かったですぅ
select_label_02:
【天沼矛】 …え?ごはんなら ちゃんと食べてますよ~
select_label_03:
【天沼矛】 もう、乗ってますよ~
select_label_end:
【天沼矛】 さあ、準備ができたら さっそくスイカちゃんを 探しましょう
マスターは流れるプール沿いに 歩き始め、天沼矛も 肩の上でボールを探しはじめる
【天沼矛】 わぁ、なんだか身長が伸びた気分です 視界がいつもよりずっと広い! すごいです、マスター
【天沼矛】 これなら天地のすべてだって 見渡せそうです!
【天沼矛】 これこそわたしの新しいスキル… 『肩上遠望の水夏』です!
それは、彼女が 新たなスキルに 目覚めた瞬間だった
【天沼矛】 あっ! マスター、見つけました! あそこです!
天沼矛が指さす先には 確かにスイカの ビーチボールがあった
天沼矛はプールの中に入り ビーチボールに近づいていく
【天沼矛】 会いたかったよ、スイカちゃん 目を離してごめんなさい
【天沼矛】 もう、スイカちゃんは 謝らなくていいんですよ~
【天沼矛】 それに、お礼を言うなら 相手はわたしじゃありません
そう言うと、天沼矛は スイカちゃんを抱えたまま マスターに向き直った
【天沼矛】 マスター…スイカちゃんを 一緒に探してくれて 本当にありがとうございました
Next: 230041104