230101102 ロンゴミアント 熱よりも苦しいこと
ジャングルに潜む異族たちの 妨害を乗り越えながら ロンゴミアントたちは進んでいた
【ロンゴミアント】 マスター、ガイドブックによれば 薬草が群生している地点は もう少し行った先だそうです
【ロンゴミアント】 …あれ?マスター? なんだか髪の毛が急に ふさふさしていませんか?
ロンゴミアントはさっきから 近くのシダ植物に話しかけている
【ロンゴミアント】 あ、あれ? マスターがそちらにもいる? どうして…って、はわわっ!
振り返った拍子に派手に転び マスターに体を預ける
問題ないように振舞っているが 熱による不調は 確実に進行しているらしかった
選択肢:
- 今からでも戻って休んでいた方が… → select_label_01へ
- 危ないから、しっかり手を繋ごう → select_label_02へ
- ひたいに手を当てて熱を計る → select_label_03へ
問題ないように振舞っているが 熱による不調は 確実に進行しているらしかった
select_label_01:
【ロンゴミアント】 ご心配には及びません! ここまで来たんですからっ!
select_label_02:
【ロンゴミアント】 ひゃっ!だ、だめです! 今、汗がひどいですから、その…
select_label_03:
【ロンゴミアント】 きゃっ! よけい熱が出てしまいそうです…
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【ロンゴミアント】 あはは、すみません… ちょ、ちょっとそこの小川で 休憩して来ますねっ!
ロンゴミアントは慌てた様子で その場から離れていく
心配になったマスターが後を追うと 彼女は木陰でうなだれていた
【ロンゴミアント】 はぁ… 私ったら、なにやってるんだろう…
【ロンゴミアント】 マスターを守らないといけないのに マスターの足を引っ張ってばかり…
【ロンゴミアント】 やっぱり今は おとなしく休むべきなのかな…
【ロンゴミアント】 ううん、違うよ マスターにもしもの事があったら この熱よりも苦しいもの!
【ロンゴミアント】 だから私はこれからも… って、マスター!? いつからそこにいたのですか!
【ロンゴミアント】 し、心配には及びませんよ! 私はこの通り…
胸を張ろうとしたロンゴミアントが 足を滑らせて川に落ちる 大きく水しぶきが舞った
【ロンゴミアント】 うう… やはりこれは熱病に違いないようです
【ロンゴミアント】 はやく薬草を手に入れないと マスターに迷惑をかけっぱなしです…
【ロンゴミアント】 はっ!これは異族の気配…! こんな時に… マスター、下がっていてください
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