230101103 ロンゴミアント 『バディランサー』
異族を退けたロンゴミアントたちは ついに薬草の群生地へとたどり着いた
【ロンゴミアント】 あなたのおかげで ここまでこれました…
ロンゴミアントは着くなり 膝を折るように腰を下ろした
マスターはガイドブックを参考に 急いで薬草を煎じはじめた
薬草を飲み込むロンゴミアント すると、赤かった顔がみるみるうちに いつもの顔色へと戻っていった
…と、安心したのもつかの間 ロンゴミアントの顔色が今度は どんどん暗いものへと変わっていく
選択肢:
- 薬草、効かなかった? → select_label_01へ
- なにか困ったことでもあった? → select_label_02へ
- 急に天気が悪くなってきたね → select_label_03へ
…と、安心したのもつかの間 ロンゴミアントの顔色が今度は どんどん暗いものへと変わっていく
select_label_01:
【ロンゴミアント】 いえ、熱はすっかり引きました ただ…
select_label_02:
【ロンゴミアント】 あ、いえ… 困りごとというか、悩み事というか
select_label_03:
【ロンゴミアント】 あなたは優しいのですね 私を気遣ってくださるなんて
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【ロンゴミアント】 実は… 私、今回のことを振り返ると 恥じているばかりで…
【ロンゴミアント】 あなたをお守りしなければならない 立場だというのに 逆に助けられてしまって…
【ロンゴミアント】 あなたを守ることのできない こんな私に 価値なんてあるのでしょうか…
気落ちしているロンゴミアントに マスターは言葉を告げる
「ふだん守ってもらっている分 今回はお返しができて嬉しかった」と
【ロンゴミアント】 ご迷惑では、なかった…と?
マスターは首を縦に振る すると、ロンゴミアントの表情が 明るいものへと変わっていった
【ロンゴミアント】 本当ですか? これからもあなたのそばにいても いいのですか?
ロンゴミアントは嬉しそうに マスターの手を取った どうやら、元気になってくれたようだ
【ロンゴミアント】 マスター! 実は私今回の一件で 学んだことがあるんです
【ロンゴミアント】 私はいつも守る側の立場で ものを考えていました
【ロンゴミアント】 しかし今回のことでは 守られる側の立場を 知ることができたんです
【ロンゴミアント】 どういうときに助けてほしいのか どうすれば人に喜んでもらえるか それを学べたんです
それこそが新たなスキル 『バディランサー』を 習得した瞬間だった
【ロンゴミアント】 だからこれからは 今まで以上にあなたのこと 守ってあげられると思います!
ロンゴミアントが決意を込める 彼女の内からは今まで以上に 熱い想いが湧いているようだった
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