230181101 フォルカス 占いと動揺
【フォルカス】 これは…!
【フォルカス】 (この占いの結果が本当なら 明日ここに来れば 素敵な出会いが…!)
ビーチにやってきたマスターは フォルカスの姿を見つけ 声をかける
【フォルカス】 …っ! マスター…!?
【フォルカス】 (素敵な出会いってまさか…!?)
ひどく慌てた様子のフォルカスを 不思議に思いながら、 マスターは一緒に海に入ろう、と誘う
【フォルカス】 あ…いえ…私は一人で…
フォルカスは 二、三歩後ずさると パッと海のほうへ駆け出してしまう
【フォルカス】 (…マスターが本当に 素敵な出会いの相手か わからないし…)
不自然なフォルカスの 様子が気にかかり マスターは慌てて追いかけた
【フォルカス】 …ええっ!? どうしてマスターが追ってくるの…? まさか本当に…いえ、そんな期待は…
【フォルカス】 (占いが本当に…本当なら… 他に出会いのないような場所… そうだ海の中へ行ってみよう)
マスターはフォルカスを呼ぶが 彼女はどんどん泳いでいってしまう
【フォルカス】 ま、マスターまだ追いかけて… ど、どうしよう…
呼びかけを無視し、 逃げるように泳ぎ続けるフォルカス…
避けられているんだろうか…? マスターは気落ちし… 泳ぐ力が失われていく
【フォルカス】 いけない…マスターの体力が…! と、とりあえず…あの岩場へ
【フォルカス】 (…ここならば…他に 急な出会いは起こらない…)
【フォルカス】 (マスターが運命の人…いえ… “素敵な出会いの相手”と 確定できる…はず…)
岩場に着いたマスターは 避けられているならせめて 理由を教えてもらおうと声をかけた
【フォルカス】 あ、ま…マスター…
狼狽するフォルカスの背後に 突如、異族が現れた
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