230211102 ガ・ボー 私とカモメ
【ガ・ボー】
…ボーはやっぱり、役立たずです
【ガ・ボー】
ボーがグズだったせいで
カモメさんたちが離れ離れに…
カモメたちが仲良く飛んでいた空に 突然現れた異族
その異族を退治してもなお 彼女の表情は暗いままだった
それも、いつも以上に
【ガ・ボー】
…ボーがもっと早く気づいて
異族を退治していれば…
【ガ・ボー】
そしたら、いまも一緒に
空を飛んでいたかもしれないのに…
異族が現れてすぐに、 可能な限り素早く退治したじゃないか とマスターは声を掛ける
しかし、落ち込む彼女の耳には マスターの言葉は届かない
【ガ・ボー】
…カモメさんたちが無事なのは
嬉しいことです
【ガ・ボー】
でも…それだけじゃ
意味がないんです…
【ガ・ボー】
もしかしたら
あのカモメさんたち…
【ガ・ボー】
ずっと離れ離れになって
もう一緒に飛べないかもしれません…
【ガ・ボー】
そしたら、どんなに悲しいか…
どうやら、彼女は 姉と離れ離れになって苦しんでいる 自分の姿をカモメに重ねているらしい
【ガ・ボー】
それもこれも、
ボーがノロマだったせい…
選択肢:
- ノロマなんかじゃない → select_label_01へ
- これからもっと頑張ればいい → select_label_02へ
- 君のせいじゃない → select_label_03へ
それもこれも、 ボーがノロマだったせい…
select_label_01:
【ガ・ボー】
そう、でしょうか…
select_label_02:
【ガ・ボー】
これから頑張っても
カモメさんたちは…
select_label_03:
【ガ・ボー】
本当、ですか…？
select_label_end:
【ガ・ボー】
…マスターは、優しいんですね
ボーにそう言ってくれるなんて…
【ガ・ボー】
でも…カモメさんたちが
助かったとしても…
【ガ・ボー】
もし、この先もずっと
離れ離れになってしまっていたら…
【ガ・ボー】
それは助けたなんて…言えません…
【ガ・ボー】
やっぱり、ボーは姉様がいないと
なにもできないグズなんです…
【ガ・ボー】
…………
すっかり自己否定モードに 入ってしまった彼女にかける 言葉を探すマスター
その時、彼女がハッと顔を上げる
【ガ・ボー】
あ…あれは…！
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