230261203 グラーシーザ 零式・打ち放つ熱射排球
【グラーシーザ】
マスター！
つぎはどいつだ、しじをくれ！
【グラーシーザ】
ふふ…
マスターとのれんけいが
じつにうまくいっておる！
【グラーシーザ】
とっくんのおもわぬせいかだ
ココロがかよい
おもいがよりふかくわかる！
突出した彼女の前に ボールを奪ったあの異族が 威嚇するように立ちはだかる
【グラーシーザ】
ぐっ…こうしてみると
お、大きい…
まるで、カベのようだ
【グラーシーザ】
ビーチバレーでまけたときを
おもいだすな…
【グラーシーザ】
だが！
いまはあのときとちがう！
【グラーシーザ】
マスターとれんけいすれば
このからだのままでも
まけはしない！
マスターのかけ声とともに グラーシーザの小さな体が まばゆい光を放った
異族が投げつけたボールを 彼女は機敏に打ち返す
異族があわてて弾き 高々と上がったボールを追って グラーシーザは更に高く跳んだ
【グラーシーザ】
これがあたしとマスターの…
ココロの
コンビネーションアターック！
灼熱の輝きとなったアタックは 新スキル『零式・打ち放つ熱射排球』 となり…
敵を貫き焼き尽くしたのだった
騒動の治まったビーチで グラーシーザはのんびりと ねころがっていた
【グラーシーザ】
ちょうじょう、ちょうじょう
たたかいを、このみはしないが
きょうはたいへん、まんぞくだ
【グラーシーザ】
そして、つかれたからだに
このぎゅうにゅうが、またうまい
しょうりのびしゅ、だな
【グラーシーザ】
まだせがのびたりはしていないが
マスターとならじつげんが
できそうな気がしている
【グラーシーザ】
そう、マスターとならだ
【グラーシーザ】
そして…ふふ、マスター
いま、かんがえていること
あたしにはよくわかるぞ？
彼女は、マスターの耳に ある言葉をそっとささやいて 嬉しそうに笑うのだった
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