230313211 カシウス・誓約・ウロボロス 未知のワクワク

View script in lisp

【カシウス】 ………

夏のリゾート地

【カシウス】 ………

双頭の蛇を 模したボートに乗り、 プールにプカプカと浮かぶカシウス

【カシウス】 ………

すると、ふいに ボートから水の中にダイブ

【カシウス】 ………

彼女はそのまま、せっせと泳ぎ始めた

――数十分後

プールサイドに上がったカシウス

【カシウス】 …ふぅ

そのまま、ちょこんと腰掛ける

【カシウス】 ………

そして、辺りを眺める彼女

そこには、バカンスを楽しみに来た マスターの隊の姫達の姿が

みんな泳いだり、肌を焼いたり、 トロピカルドリンクを飲んだり、 それぞれ楽しんでいる

【カシウス】 ………

そんな姫達の様子を、 ボーッと眺めているカシウス

彼女に、マスターが声を掛けた また人間観察？

【カシウス】 …そう

【カシウス】 みんなを見ていたの みんな、いつもより楽しそうで

【カシウス】 それは…わたしも同じ

【カシウス】 海とかプールとか、 リゾートって呼ばれる場所に 来たのは初めて

だからかな？ さっき、一生懸命泳いでいたのは？ 尋ねるマスター

珍しいなと思ったんだ いつもなら、マイペースに プカプカ浮いてそうなイメージだから

彼女は答える

【カシウス】 みんなの気持ちを知りたくて、 泳いでみたつもりだったけど…

【カシウス】 それは否めないかも

【カシウス】 初めての場所に… ワクワクしている

【カシウス】 こんな気持ち…初めて

【カシウス】 わたし、 『未知』との遭遇に… 心が躍っているのかも

【カシウス】 大事なことだから、もう一度伝えるね

【カシウス】 『未知』との遭遇に… 心がときめいているの

いつもの如くポーッとした表情だが、 思いの外、気に入ってくれたようで マスターも嬉しくなるのだった

――と、

どこからともなく、 『ぐぅぅぅぅ～』という音が

【カシウス】 ……お腹、空いた

そんな彼女を、 マスターはある場所へと誘う

【カシウス】 え？海に……？

ビーチにやってきたマスターと カシウス

彼女は驚いた顔で呟く

【カシウス】 なに、あれ…？

あれは『海の家』って言うんだよ 笑顔で答えるマスター

【カシウス】 ヤキソバ…？イカヤキ…？ 見たことがない食べ物ばかり

【カシウス】 これもまた… 『未知との遭遇』ね

軒を連ねる海の家を見つめながら、 目を輝かせる彼女だった

Next: 230313212

Back to index