Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

View on GitHub

230321211 ガ・ジャルグ・獣刻・イーリス 焦燥と大雨

View script in lisp

sea_beach_day.png

真っ赤な太陽

黄色い声

白い砂浜から ボードを手に駆け出し、 青い海に飛び込む姫たち

マスターの隊は、 みんな楽しそうにサーフィンの 腕前を競い合っていた

――が、

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 この七色の輝きは、 わたしが至高の存在で あることの証!

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 それは サーフィンにおいても 同じこと!

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 誰が至高のサーファーなのか、 見せてあげるわ!

楽しむ姫たちをよそに、 一人テンションの違うガ・ジャルグ

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 このわたしに 敗北などありえない!

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 わたしこそがナンバーワン!

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 行くわよ! パーフェクト・サーフ!

自らを『完璧』・『至高』の 存在だと信じてやまない彼女

他の姫を押しのけ、 良い波に乗りまくる

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 どう? これが完全なる波乗りよ~!

確かに素晴らしい技術

しかし、その傍若無人な波の乗り方に 他の姫たちからはブーイングが起こる

…が、

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 なによ、あなたたち!

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 どんなことでも一番になる それがわたしの使命よ!

――と、 みんなの意見を跳ね返す。

そんな彼女に 声を掛けるマスター

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 なぁに、マスター? あなたもこのわたしに 文句があるわけ?

憮然とするガ・ジャルグに サーフィンを教えて欲しいんだ、と マスターは告げる

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 このわたしに?

きょとんとするガ・ジャルグ 彼女の返答は…

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 お断りよ

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 わたしは波乗りを極め、 至高の頂きに立ちたいの

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 マスターに構っている暇は…

君しかいないんだ、 僕に教えられる究極の名コーチは! 食い下がるマスター

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 究極…?

さらに… 君の珠玉の技術は最高だ! と続ける

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 珠玉?最高?

頼むよ、サーフマスター 歯の浮くような褒めまくり作戦に、 彼女は…

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 いいわ、引き受けましょう!

あっさりと陥落するのだった

2303211.png 【ガ・ジャルグ】 このわたしが七色の輝きで、 あなたに完璧な技術を 教えてあげるわ!

かくして彼女とマスターは、 浅瀬へと出て行くのだった

Next: 230321212

Back to index